映画 ネタバレ・あらすじ・結末 最終回まで~ドラマもね -26ページ目

映画 ネタバレ・あらすじ・結末 最終回まで~ドラマもね

映画のネタバレ・あらすじ・キャストを最終回までや日本、韓国、中国、米国の映画・ドラマから面白いものを選んでネタバレ・あらすじ・感想を書いています。 

「悪の教典 序章」 ネタバレ(映画「悪の教典」 ネタバレへと続く)

※2013年10月07日の記事を修正して再UPしています。

ドラマ「悪の教典 序章」を昨日から今朝にかけて見終わりました。
悪の教典 ネタバレ まとめ「悪の教典 序章」


「悪の教典 序章」とは、
「クラス全員、皆殺し」 という物騒なキャッチコピーで11月10日からの公開を控えた
映画「悪の教典と対をなすBeeTVドラマ「悪の教典~序章~」の事。

サイコパスが連続殺人事件を起こした場合に、その殺人者をサイコキラーと呼びます。

(サイコパス=サイコキラーではないので、こうした用語を使う場合には、人権上の配慮が必要です。)
 

あの「海猿」で正義感に溢れる主人公を演じた伊藤英明が、それとは対極を成す殺人者に挑戦した衝撃の問題作。

ドラマ「悪の教典 序章」は映画「悪の教典 」の前日譚として、映画に先駆けて配信されました。
最初はドラマ「悪の教典 序章」公式HPに見るように、ドコモdマーケット(スマホ)や、
Beeチャンネル(iモード)などと言ったモバイル系でしか見る事が出来なかったが、
今は既にDVDも販売、レンタルされています。

もうすぐ映画が公開なんで、その前段階にあたるドラマの方は是非とも見ておきたいと思っている人が多いようですね。
さて、以下からの感想はネタバレを含みますので、まだドラマを見ていない人でネタバレのイヤな人は読まないでくださいね。
でこの序章を見終わったら→映画 悪の教典 ネタバレあらすじ
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<キャスト>
蓮実聖司 - 伊藤英明
水落聡子 / 釣井景子 - 中越典子
灘森正男 - 岩松了
園田勲 - 高杉亘
田浦潤子 -高岡早紀
釣井正信 - 吹越満

蓮実聖司(伊藤英明)は、アメリカの投資銀行で成功を掴みながら、「やりがいのある仕事を見つけた」と突如帰国。私立高校の英語教師となった現在は、生徒たちから「ハスミン」と慕われ、校長や同僚からも絶大な信頼を得ていた。


ドラマ「悪の教典 序章」は1話~4話に区切られていて、それぞれに
第1話 「理想の教師」
第2話 「予兆」
第3話 「疑惑」
第4話「潜む悪」
というサブタイトルが付けられています。
このドラマを視る者は「凶悪殺人鬼の話」という先入観を持って見るわけですので、
当然、ドラマの中の蓮実聖司を取り巻く人々よりは最初から、蓮実聖司に
「こいつが実は羊の皮を被った悪魔なんだな」と厳しい目を向けつつ視ている事になります。
ところが、そういう目を向けながら視ても尚、第3話を見終わるまでは、一貫して爽やかな好青年ぶりを崩すシーンというのは微小なのです。
皆無ではなくて微小と書いたのは、「こいつ、案外プレイボーイな一面があるのか?!」というシーンが僅かにあったからなのですが、プレイボーイと殺人鬼なんてのは根本的に別物ですから、そんなのは、この主人公のパーソナリティに些かの陰をも落としません。

さて、我々は、現実社会においても、善人の皮を被った外道な人間という存在に、それとは知らず遭遇している事もあります。
人間が、「人から良く見られる為に言動を装う」という事は、多かれ少なかれ、その人間の持つ知恵の分だけ、きっとある事でしょう。
最初のうちは、ただいい人に思えて好印象しか持っていなかった人に対して、長く付き合った後に幻滅したとか、ガッカリしたとかのご経験はどなたにもおありの事ではないですか?
見た目の良さにも印象は左右されますし、
人とは上手く偽装されればされるほど、その本性は見えにくいものと、
生きてきた年月と共に、人生経験を重ねれば重ねるほど、人はそういった事を悟ります。
「夢見る少女じゃいられない」というのはこういった事を指すんだと思いますね。

ところが、ですね。
この作品の主人公のように、まるで全く別の人格を作り上げるかのように完璧に偽装されてしまうと、としはの行かぬ少年少女のみならず、人生経験を積んで見る目を養ってきたはずのいい年した大人もコロッと騙されてしまう。
通常は、こういった偽善は、どっかでボロを出すものですが・・・
高いIQの持ち主である蓮実聖司は非常に計画的かつ巧妙に人格偽装を成し遂げて、生徒や同僚教師から絶大な人気と信頼を得るのですね。
わかりやすい悪人よりもわかりにくい悪人は、ずっ~~~と怖いです。
エセ新興宗教の教祖様然り、、変なセミナーのマインドコントロールも、また然り。

というわけでございまして、ドラマ「悪の教典 序章」を4分の3まで見終わっても、かえって他の登場人物の悪人ぶりが目立つくらいのものなのです。
最も恐怖なところでは物理教師の釣井(吹越満)は、ハスミン(主人公の愛称)が赴任して来るより前に妻殺しをしてしまっていますし、校長や、高岡早紀演じる保健の先生もろくなもんじゃありません。
この高校は私学という設定なのですが、ホントにロクな教師がいなくて、
「これじゃあ私学のイメージがますます悪くなるな」と感じずにはいられませんでした。

人物描写や妻殺し以外の不愉快な出来事の描写は、
私学に限らず、どこの学校にも転がっていそうな侘しく陳腐な日常のコマつなぎでした
 が・・・私学にはハナから負け組のイメージがあるという人もいますので、
私学に偏見のある人は「やっぱ私学はこの程度よ」と感じるかもしれません。
(そりゃよくない事ですわ、やはり)

第4話では、どうも、1人と一匹が殺害されたようです。
一匹というのは犬です。
ハスミンが毎朝走るマラソンコースの途中で、いつも吠えかかるモモちゃんという名前の犬が
毒ではなく玉ねぎの餌による連日投与の中毒死という手の込んだ殺され方をします。
玉ねぎに含まれる成分の1つで硫化アリルプロピルという成分を犬は消化できないので、
大量に連日食べ続ければ、その犬種によってはしなせる事が出来るとやら。
それを愛犬で実験してみたという方がおられましたが、そんなん愛犬で実験したらあかんよね?!
人間の方で亡くなった方は・・・言わずにおきますね。可哀そうです。

 

 

 

 

NHKドラマ ネタバレ あらすじ まとめあさが来た ネタバレ 最終回まで まとめあさが来た ネタバレあらすじ 4週「若奥さんの底力」まとめあさが来た 20話①(10月19日)
※2015年10月21日の記事を修正して再UPいています。
あさが来た ネタバレ・あらすじ 4週 19話④の続き。

あさが来た 20話①

ふゆ>「おあさ様。」
蔵屋敷へ取り立てに行って、突き飛ばされたあさに声を掛けたのは、ふゆでした。
再会を喜び合う3人です。

あさ>「へ? ああっ!ふゆぅ~♪」
うめ>「ふゆ!」
ふゆ>「おあさ様! おうめさん!」

[ナレーション]
それは、今井の家から山王寺屋に入った、はつのお付きの女中、ふゆでした。

亀助>「こら、かわいらしい娘さんや♡」と、しみじみ言う亀助。
あさ>「ふゆぅ~♡」


[主題歌 AKB48の「365日の紙飛行機」挿入]

あさ>「へっ? お姉ちゃん、留守と違たの?」
ふゆ>「へぇ。近頃は、旦那様とのお出かけさえあらしまへん。文を書くことすら、禁じられてしもて…。」
あさ>「文? そやけど、うちには文を…。」
ふゆ>「そ…そやけど、ほんまに、ご病気やお怪我いうことはあらしまへん。いっつもおあさ様のことを思うと
元気になるおっしゃって、守り袋見てはります。
はぁ…。もっとしゃべっていたいのだすけど、早よ帰らな辞めさせられてしまうよって。」
うめ>「そんなアホな!あんたは大事な若奥様のお付きやろが。」
ふゆ>「へぇ。そやかて、近頃は何やら、お店で働く者が、どんどん減らされてしもて…。」
あさ>「働く者が…? そうか。お姉ちゃん、どんだけ心細い思いしてはるやろ…。亀助さん、矢立て持ってはりますやろか?」

うめ>「亀助、亀助はん!」
亀助>「は、はあはあ、持ってますけど。」
あさ>「お返事をな。」
亀助>「どうぞ。」
ふゆ>「番頭さんが、歩いてはる。もう行かな!」

手拭を切り裂いて何か書き込んだあさは、それをふゆに預けます。

あさ>「せや! これ、お姉ちゃんに。信用できるのは、あんただけや。」
ふゆ>「分かりました。必ず、お渡し致します。それでは、お元気で。」

亀助>「そちらさんも、達者でなぁ。(にやけた顔で手を振る)
 

あさ>「お姉ちゃん…。」


あさが来た ネタバレ・あらすじ 4週 20話②へ続く。


【出演】波瑠,玉木宏,寺島しのぶ,升毅,柄本佑,三宅弘城,山内圭哉,友近,ディーン・フジオカ,野々すみ花,清原果耶,興津正太郎,吉田八起,林与一,風吹ジュン,近藤正臣,宮崎あおい,楠見薫

【あさが来た ネタバレ・あらすじ】

ネタバレ~12週 72話までのタイトルと放送予定日
あさが来た ネタバレ あらすじ 1週 1話~6話「小さな許嫁(いいなずけ)」(9月28日~10月3日)
あさが来た ネタバレ あらすじ 2週 7話~12話「ふたつの花びら」(10月5日~10月10日)
あさが来た ネタバレ あらすじ 3週 13話~18話「新撰組参上!」(10月12日~10月17日)
あさが来た ネタバレ あらすじ 4週 19話~24話「若奥さんの底力」(10月19日~10月24日)
あさが来た ネタバレ あらすじ 5週 25話~30話「お姉ちゃんに笑顔を」(10月26日~10月31日)
あさが来た ネタバレ あらすじ 6週 31話~36話「妻の決心、夫の決意」(11月2日~11月7日)
あさが来た ネタバレ あらすじ 7週 37話~42話「だんな様の秘密」(11月9日~11月14日)
あさが来た ネタバレ あらすじ 8週 43話~48話「京都、最後の贈り物」(11月16日~11月21日)
あさが来た ネタバレ あらすじ 9週 49話~54話「遠く離れて」(11月23日~11月28日)
あさが来た ネタバレ あらすじ 10週 55話~60話「お姉ちゃんの旅立ち」 (11月30日~12月5日)
あさが来た ネタバレ あらすじ 11週 61話~66話「赤ちゃんご安心」(12月7日~12月12日)
あさが来た ネタバレ あらすじ 12週 67話~72話「正吉の一言」(12月14日~ 12月19日)


あさが来た ネタバレあらすじ 12週「正吉の一言」
あさが来た ネタバレあらすじ 第67話 12月14日(月) 
あさが来た ネタバレあらすじ 第68話 12月15日(火) 
あさが来た ネタバレあらすじ 第69話 12月16日(水) 
あさが来た ネタバレあらすじ 第70話 12月17日(木) 
あさが来た ネタバレあらすじ 第71話 12月18日(金) 
あさが来た ネタバレあらすじ 第72話 12月19日(土)
あさが来た ネタバレあらすじ 第11週「赤ちゃんご安心」
あさが来た ネタバレあらすじ 第61話 12月7日(月) 
あさが来た ネタバレあらすじ 第62話 12月8日(火) 
あさが来た ネタバレあらすじ 第63話 12月9日(水) 
あさが来た ネタバレあらすじ 第64話 12月10日(木) 
あさが来た ネタバレあらすじ 第65話 12月11日(金)
あさが来た ネタバレあらすじ 第66話 12月12日(土)
あさが来た ネタバレあらすじ 第10週「お姉ちゃんの旅立ち」
あさが来た ネタバレあらすじ 第55話 11月30日(月)
あさが来た ネタバレあらすじ 第56話 12月1日(火) 
あさが来た ネタバレあらすじ 第57話 12月2日(水) 
あさが来た ネタバレあらすじ 第58話 12月3日(木) 
あさが来た ネタバレあらすじ 第59話 12月4日(金) 
あさが来た ネタバレあらすじ 第60話 12月5日(土)
あさが来た ネタバレあらすじ 第9週「遠く離れて」
あさが来た ネタバレあらすじ 49話 11月23日(月)
あさが来た ネタバレあらすじ 50話 11月24日(火) 
あさが来た ネタバレあらすじ 51話 11月25日(水) 
あさが来た ネタバレあらすじ 52話 11月26日(木) 
あさが来た ネタバレあらすじ 53話 11月27日(金) 
あさが来た ネタバレあらすじ 54話 11月28日(土)
あさが来た ネタバレ あらすじ 8週「京都、最後の贈り物」
あさが来た ネタバレあらすじ 43話 11月16日(月)
あさが来た ネタバレあらすじ 44話 11月17日(火) 
あさが来た ネタバレあらすじ 45話 11月18日(水) 
あさが来た ネタバレあらすじ 46話 11月19日(木) 
あさが来た ネタバレあらすじ 47話 11月20日(金)
あさが来た ネタバレあらすじ 48話 11月21日(土)
あさが来た ネタバレ あらすじ 第7週「だんな様の秘密」
あさが来た ネタバレあらすじ 第37話 11月9日(月)
あさが来た ネタバレあらすじ 第38話 11月10日(火) 
あさが来た ネタバレあらすじ 第39話 11月11日(水) 
あさが来た ネタバレあらすじ 第40話 11月12日(木) 
あさが来た ネタバレあらすじ 第41話 11月13日(金) 
あさが来た ネタバレあらすじ 第42話 11月14日(土)
あさが来た ネタバレあらすじ 第6週「妻の決心、夫の決意」
あさが来た ネタバレあらすじ 第31話11月2日(月)
あさが来た ネタバレあらすじ 第32話11月3日(火) 
あさが来た ネタバレあらすじ 第33話11月4日(水) 
あさが来た ネタバレあらすじ 第34話 11月5日(木)
あさが来た ネタバレあらすじ 第35話11月6日(金)
あさが来た ネタバレあらすじ 第36話 11月7日(土) 
あさが来た ネタバレあらすじ 5週「お姉ちゃんに笑顔を」
あさが来た ネタバレあらすじ 第25話 10月26日(月) 
あさが来た ネタバレあらすじ 第26話 10月27日(火) 
あさが来た ネタバレあらすじ 第27話 10月28日(水) 
あさが来た ネタバレあらすじ 第28話 10月29日(木) 
あさが来た ネタバレあらすじ 第29話 10月30日(金) 
あさが来た ネタバレあらすじ 第30話 10月31日(土) 
あさが来た ネタバレあらすじ 4週「若奥さんの底力」
19話「家業に強い関心示すあさ」10月19日(月)
20話「貸付金の取り立てを開始」10月20日(火)
21話「加野屋の一員になるあさ」10月21日(水)
22話「新政府が巨額の上納要請」10月22日(木)
23話「銀目廃止による騒動勃発」10月23日(金)
24話「 奈良の玉利家で借金交渉」10月24日(土)
  あさが来た ネタバレあらすじ 第3週「新撰組参上!」
第13話「初夜で新次郎を上手投げ」10月12日(月) 
第14話「加野屋での暮らし開始」10月13日(火)
第15話「一ヶ月外泊続ける新次郎」10月14日(水)
第16話「山王寺屋の斜陽」10月15日(木)
第17話「新撰組参上」10月16日(金)
第18話「諸藩への多額の貸し付け」10月17日(土)
あさが来た ネタバレ 2週「ふたつの花びら」まとめ
第7話「慶応元年、春には嫁入り」10月5日(月) 
第8話「新次郎の兄・正太郎肺病」10月6日(火)
第9話「はつの嫁入り案ずるあさ」10月7日(水)
第10話「あさが新次郎に頼みごと」10月8日(木)
第11話「正太郎の容態が急変する」10月9日(金)
第12話「あさとはつの嫁入りの日」10月10日(土)
あさが来た ネタバレあらすじ 第1週「小さな許嫁(いいなずけ)」まとめ
第1話「少女あさの許嫁の新次郎」9月28日(月)
第2話「あさの理解者、祖父忠政」9月29日(火)
第3話「あさと五代才助の出会い」9月30日(水)
第4話「天王寺屋の嫡男・惚兵衛」10月1日(木)
第5話「嫁がず学問をしたいあさ」10月2日(金)
第6話「嫁入りを受け入れるあさ」10月3日(土)


「あさが来た」キャスト関連の話題と新着 キャスト

あさの子供時代の鈴木梨央は関西弁もバッチリ!
あさが来た キャスト姉の今井はつの子役は守殿愛生(もどのまなせ)
波瑠と鈴木梨央の関西弁ほか
土方歳三役は山本耕史
林与一の演技に魅せられる
あさが来た 4話に登場の大久保利通役は柏原収史
あさが来た ネタバレ 4週24話 玉利友信で鶴瓶登場(10月24日 土)
あさが来た 出演者 ブログ まとめ
あさが来た キャスト 今井忠政役、林与一の実家がゴミ屋敷になっていた?!
あさが来た 波瑠のブログ みんなの応援(感想はなかった)
あさが来た 波瑠 声が出た事と和歌山ロケ報告
あさが来た キャスト~木村佳乃 炭鉱の持ち主の未亡人、櫛田そえ役
あさが来た キャスト サトシ役 長塚圭史
あさが来た キャスト 山屋 南条好輝

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「あさが来た」原作
あさが来た キャスト 花子とアンの村岡花子が出るかも?
あさが来た キャスト 市川房枝
あさが来た キャスト 伊藤博文
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あさが来た キャスト 成瀬仁蔵は誰が演じるか?
あさが来た 成瀬仁蔵 処女作『婦女子の職務』
あさが来た ネタバレあらすじ 第1話 放送予定日
あさが来た ネタバレあらすじ 1話(予想と予習)
あさが来た 公式サイト
友近 「あさが来た」出演決定
NHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』のロケ地 その1
まれ⇒あさが来た バトンタッチセレモニー 波瑠のアメブロで記事UP
あさが来た 主題歌
あさが来た ネタバレ~フィクション部分は これだ
あさが来た キャスト 父の養子(あさの兄)が配役にない
あさが来た ストーリー考察 夫婦愛のフィクション化~妻妾同居は抹消するか残すか?


ドラマ ネタバレ あらすじ>明日ママがいない あらすじネタバレ 他まとめ明日ママがいない あらすじネタバレ 第1話です。
芦田愛菜主演の「明日ママがいない」をさまざまな角度からお伝えしています。
明日、ママがいない あらすじネタバレ第2話
※2014年01月23日の記事を修正して再UPしました。


明日ママがいない あらすじネタバレ 第1話

 
母親の涼香(酒井美紀)が傷害事件を起こして警察に逮捕されてしまったため、
 とある児童養護施設に預けられることになった少女・真希(鈴木梨央)
 
 真希の母は同棲していた男を鈍器で殴り捕まったため、
 その混乱の中、真希は、引き取りに来た児童相談所職員の叶(木村文乃)に連れられて、
杖をつく不気味な風貌の男・佐々木(三上博史)に引き渡されると、
男の運転する車に同乗し何処かへ向かった。
 
母と離れ離れになっただけでも心細いのに、こんな雨が降りしきる暗く冷たい夜に、
一体自分はこの怖い男に何処へ連れてゆかれるのだろう?
真希の心は不安で一杯だった。
 
 
到着した先は“コガモの家”という名の養護施設。
佐々木はコガモの家の施設長だ。
児童相談所職員の叶もそうであったが、必要な事以外は何も言わず無表情、
だが佐々木の雰囲気が叶よりも更に馴染めないのは、
時々、真希には意味不明な事で、独り言のように毒づいていたからだ。
 
 
初めて訪れた真希にとって、コガモの家は、
そんな佐々木が支配する不穏な雰囲気を漂わせる異様な場所のように思えた。
子供達をペット呼ばわりする佐々木。
ここにいる大人も子供も、みんなそれぞれに訳ありな連中のようだ。
 
 
その夜、そこで真希は、3人の少女と出会う。
 
みんな、それぞれの事情で実の親と暮らせなくなった子供達。
 
子供たちは本当の名前を名乗らず、あだ名で呼び合っていた。
 
ピアノが上手なピア美(桜田ひより)
家が貧しいボンビ(渡邉このみ)
そして、ポストと呼ばれる少女(芦田愛菜)
 
 
 大人びて、ふてぶてしく振る舞うポストは、子供たちのリーダー的存在でもあった。
 
ポストは、真希がコガモの家に来た事情を知っていながら、
真希の気持ちを逆撫でするような尖った言葉を投げかける。
今でも、ママが恋しい真希なのに
「あんたはママに捨てられたんだ」と言うポスト。
 
そんなポストに、真希は反発するのだった。
 
 
そんな中、ポストを引き取りたいと希望する夫婦が現れる。
その里親候補は、細貝(西村和彦)とその妻・晴美(櫻井淳子)
彼らは誰の目にも、 いかにも優しく上流階級で、理想的な里親に見えた。
 
 
子供と里親の縁組みが決まるまでには、何度かその家庭で過ごしたりしながら
本当に家族になれるかどうか見極める“お試し”というシステムを採用しており、
子供達は日帰りやお泊りも含め、何度か同じ家庭に預けられ、
その経過を見て慎重に縁組が決定されるようになっていた。
 
 
ポストは、その夫婦の家で“お試し”として過ごす。
 
一方、大福と呼ばれる男の子は、
ラーメン屋さんの家に預けられ、お試し期間を過ごしていたが、
「子供が欲しい」と言うのは表向きで、その夫婦は、里親制度を利用して
従業員替わりに大福をこきつかっていたのである。
 
小学生を仕事でこきつかうなどとは児童福祉の側面から考えて、
あってはならない事のように思われるが、
その実体を知ってか知らずか?
大福はこの家に養子として正式に縁組が決まってしまう。
 
ラーメン屋の夫婦は、
「里親は一度でもでも虐待行為があれば、2度と里親になる事はできない」
という注意は、予め受けていたのだが…果たして内情はどうだったのか?
 
大福は、ある日、ラーメン屋から逃げ出してコガモの家に戻ってきてしまう。
子供を店で働かせるだけで十分虐待だと思うが、
ラーメン屋の夫婦が大福を迎えに来て、
家出の原因が虐待ではなく大福がどうしても「お父さん、お母さん」と呼べなかったからという事もわかり、
「時間をかけて本物の親子になってゆこうね」という事で、その場は一件落着する。
 
 
良い里親に引き取ってもらって新しい家族と幸せになりたいというのが、
コガモの家の子供達の共通の夢だった。
 
「本当のママやパパじゃないのに?!」
その夢に、違和感を覚える真希。それが本当に求める幸せなのか、と。
 
真希は、ただ一人、母親の涼香が自分を迎えに来てくれると信じていたのだが、
その夢は間もなくあっけなく壊れてしまう事となる。
 
 
暫くして、
コガモの家に真希の母、涼香が会いに来て、喜ぶ真希だったが、
母の口から出た言葉は耳を疑うものだった。
「真希、あんた、ここにいた方が幸せだよ」
 
母は真希よりも男と生活する事を選び、
真希を施設に預けたままにする事を決め、別れを告げに来ただけだったのだ。
絶望する真希。
 
 
一方、里親候補の家で、大量に置かれた人形の部屋を見つけたポストは、
里親の母が夫の浮気に悩み、それを食い止めるための道具のように、
自分の事を見ていた事を知る。
「生きている可愛いお人形のようなあなたが家へ来てくれれば、あの人は浮気相手の所ではなく真っ直ぐ家に帰ってくれる筈」と。
 
ポストは里親、母の行動に恐怖を感じて、洗面所へ鍵を掛けて閉じこもる。
やがて夫が帰宅するが、
もうポストは以前のように、この夫婦に気に入られるために可愛らしくお行儀良く振る舞う事をやめてしまい
素の自分に戻る。
 
 
結局、ポストの養子縁組の話は流れたが、ポストはそれで良かったと思っている。
 
 
 
その後、
「いつまでママに片思いしてんの?ママに捨てらたんじゃなくて、今日、あんたが親を捨てた日にするんだ!」
というポストの言い分に耳を傾ける気になった真希は、
母親と決別するために、ポストと共に母親が男と暮らす家(アパート)へ向かう。
真希もこの間まで暮らしていたその2階のアパートの窓からは母が男と楽しそうに談笑する声が洩れていた。
 
 
 
先日、一人でアパートへ行った時に持ち出した母の愛用の香水を
「さよなら」という言葉の後に、その部屋の窓を目がけ思いっきり投げつける。
香水が、窓ガラスを砕き、部屋の中に落ちたのを見定めると、
真希とポストは走って逃げる。
 
走りながら「やったー!やったー!」と笑顔で声を上げる真希。
だがやがて込み上げてくる大きな喪失感と共に真希の顔からは笑顔が消え、
大声を上げて泣いてしまう。
 
ポストは、その姿に「ざまあ見ろ」と辛辣な言葉を浴びせながらも、
昨日までいたママが明日にはいない少女達の行き場のない怒りと悲しみを口にする。
 
最初から思い出すべき母の顔を知らないポストも、本心では、真希の傷付いた心の痛みを自分の事のように十分にわかっていたのだ。


明日、ママがいない ネタバレ・あらすじ まとめ 
 
“今、君の隣にママはいますか — ?” 
 
物語の舞台は、親の愛から見離された少女たちが集まる児童養護施設。 
児童養護施設は全国に約600件、生活する児童の数は3万人を超えている。 
子どもたちがやってくる理由のほとんどは虐待だ。 
 
子どもを愛せていますか?
子どもの声を聞いていますか?
 
 このドラマは「愛すること」「愛されること」は何かを、子どもたちの目線で問いかける。 
「私たち、誰も知らなかった。昨日も今日もいたママが、明日にはいなくなるなんて…」 
 
すべての母親に、これから母親になる全ての女性に届ける— 21世紀で一番泣けるドラマ 
 
 
※2015年08月11日の記事を加筆修正しています。

大河ファンタジーって?放送90年大河ファンタジー「精霊の守り人」

大河ファンタジーなどというジャンルは聞いた事がない。


日本で「大河」と言えば「NHK大河ドラマ」を指すもので、
その発祥当初は「大型時代劇」という名称で呼ばれていた。

この「大型時代劇」に「流れる大河のように、ゆったりと長きに渡って描かれる物語」という意味合いが
合わさって出来た言葉が「大河」あるいは「大河ドラマ」なのだろうと思われる。


そしてファンタジーとは、現実とは違う空想上の物語だ。

『大河ファンタジー』とは、この2つがドッキングしたジャンルだろう。

おそらくドラマ化されるのは日本では史上初なのかもしれないのが、
NHKの放送90年大河ファンタジー「精霊の守り人」だ。

このドラマの趣は「大河ドラマ」のようでありながらも、
扱う内容は、
無国籍の空想上の国であり、昔っぽいんだけれどいつの頃の事なのか語られない(語る必要のない)
おそらく「いつの時代」というのは現実世界の尺度での表記であるから、
異世界では語る必要はあまりないものと思われる。




原作は児童文学で、既にアニメ化もされている作品であるが、
アニメでの女主人公バルサは年の頃なら30歳で、昔ならもう熟女の域であるが、
体格のいいGカップぐらいの女性。
NHKの実写版では、これを綾瀬はるかさんが演じるが、
アニメより多少華奢ではあるが、年頃もぴったりと言える。



尚、このドラマを視聴したい方は、TSUTAYAレンタルをお勧めします。
U-NEXTでも配信しているが、U-NEXTの場合、多様なディバイスと繋ぎ過ぎているせいか?
突然、意味不明のエラーコードが出て全作品を見られなくなり大損する可能性があるので。
事実、私がそんな目に遭いました。
洋画のご紹介です。

映画 バック・イン・クライム~時空を超えた事件 ネタバレ・あらすじ・感想



映画 バック・イン・クライム~時空を超えた事件 概要



2013年製作のフランス映画。
監督:ジェルミナール・アルバレス
脚本:ジェルミナール・アルバレス
主演:ジャン=ユーグ・アングラード
ジャンル:タイムスリップサスペンス。もしくは時空超えミステリー。
上映時間:102分

映画 バック・イン・クライム~時空を超えた事件 ネタバレ・あらすじ



フランス地方都市の海辺に変死体が上がった。
発見者は早朝に海に掛かる高架橋をランニングをしていた精神分析医のエレーヌ・バティスエリ。

遺体は鼓膜が破られ、手足を縛られての溺死。
現場に急行したリシャール・ケンプ警部は、20年前の「鼓膜破り」と呼ばれる連続猟奇殺人を思い出す。

当時、毎週金曜日に繰り返された殺人事件。
彼にとっては、同僚の刑事を死なせてしまった心残りな事件であった。
リシャールは、証人であるエレーヌと親しい仲になりつつ再び、捜査を担当する。

犯人は捕まらず事件は迷宮入りになっていたのだが、再び、あの悪夢が始まったと言うのか…?!
現場となった海辺を視察中に高架橋の上で何者かに後ろから突き落とされて海に落ちたリシャール。

何とか海から這い上がった彼の目にした世界は、20年前の1989年の世界だった。
それは、くしくも、20年前に「鼓膜破り」による最初の殺人が行われた日であった。
何とか手を尽くして、被害者を少しでも減らそうと、リシャールは過去の世界で行動を開始するのだった。

まずリシャールは自分のアパートを訪ねてみる。
ポケットに入れていた20年経過しての家の鍵は当時から変えていないので、
彼は、若い頃の自分が留守中に簡単に自宅に忍び込む事が出来た。
しかし、この部屋にいると、若い自分や、若い時の元妻と鉢合わせしてしまいそうになり肝を冷やしてばかりだ。
そこでリシャールは、自宅から盗んだ若い時の自分のお金を使い、
行きつけのコーヒーショップで、当時は外した競馬の万馬券を買って大儲けし、それを軍資金にして、
自分のアパートのちょうど迎え側のホテルの部屋を借りて住んだ。
この時買ったのが、エミールという馬なのだが、
朝、誰かが恵んでくれた小銭でコーヒーショップへ行った時に、
店主が、若い自分に「エミールはやめとけ。エミールはもうヨボヨボで走れない。」と止めていた。
その会話を背中で聞いていたリシャールの脳裏に、この時の店主のアドバイスに従って損をしたという記憶が蘇って、このアイデア(ズル?)に繋がったのだ。

この後、例の海辺の桟橋で、夕べ殺害されたらしき男の遺体が発見された。
アントワーヌ・ラヴェーヌというディスコでDJをしていた男だ。
このニュースを50代のリシャールはホテルのテレビで見た。
記憶の中にある通りの展開である。
もう若い自分は捜査を一任されて開始している筈であるが、このままでは、再び2人目の被害者が出てしまう。
タイムトラベラーリシャールは、一生懸命に2人目の被害者の名前を思い出そうとしていた。
そして漸くエディット・シリオナールという名前を思い出す。
住まいはゴエラン地区。
彼女の殺害を阻止するためにタイムトラベラーリシャールは、まずエディットの勤め先を訪ねたが、この日は休みとの事で、家に居るらしい。
親戚を装い住所を聞き出そうとしたが受付の女性は怪しんで教えてくれなかった。
そこで仕方なく警察に情報リークという形で電話をする。
「鼓膜破りの情報がある。」この犯人は、被害者の鼓膜を破る事が特徴なのでそう言った。
そして「エディット・シリオナールが誘拐される。ゴエラン地区に警官を派遣しろ。」と続けた。
警察は警官を派遣はせず、まず電話をしてエディットの無事を確かめようとしたが、ちょうどその時、電話越しにインターホンの鳴る音が聞こえたかと思うと電話が途切れた。
それからパトカーが現地へ出動したが完全に手遅れだった。

2人目も救う事が出来なかった上に、この件でタイムトラベラーリシャールは、警察から
「電話して来たあの男が犯人じゃないのか?」と嫌疑を掛けられてしまう。

ガックリと気落ちしたタイムトラベラーリシャールが向かった先は、元いた世界で恋が芽生えかけていた精神分析医のエレーヌ・バティスエリの病院。
なんとか、彼女に未来から来た事を信じてもらい協力してもらおうという考えでやってきたが、この日は診療時間が全部、埋まっているという事で、面会を断念する。

翌日は本題から、かなりズレて、この数日後に亡くなった母のお見舞いへ行く。
思いがけないタイムスリップのついでに、過去の心残りを1つ解消した。

その後、ようやく病院で「診察を受ける。」という形でエレーヌ・バティスエリに会えたけど、案の定、精神を激しく病んだ人だと誤解されてしまう。

さてさて、この後、彼はエレーヌの誤解を解いて、3人目の殺人を阻止出来るのでしょうか?
そしてラストは、ちゃんと元の時代に帰れるのかな?
気になる人は映画を観てね。

ちなみに私はビデオマーケットで無料で視ました。

映画 バック・イン・クライム~時空を超えた事件 感想


20年前の世界で、警察署へ行った時、リシャールは、若い時の自分と真正面から鉢合わせしているが、若い時の自分は何も感じていない。
こんなに鈍感でよく刑事が務まるもんだわ。

馬券の件で、コーヒーショップの店長が「エミールはもうヨボヨボで走れないからやめとけ。」と若い自分にアドバイスしているのを背中で聞いている50代のリシャールのシーン。
ここでは、まだ若い刑事のリシャールと老刑事となった今のリシャールの対比が、競馬の馬の新旧と重なって…その会話を聞いているリシャールの複雑であろう心中を想像してみると結構、面白かった。

エディット・シリオナールの誘拐では主人公の記憶力が悪すぎる。
あまりにも事件の被害者への思い入れが欠如していて、こんな事になったのかえ?
やる気だけはあるのだけれど…けっして刑事としてのスキルや能力が高いとは言えない主人公だね。
まぁ、それも、ご愛嬌と言えばそれまでだけど。

ママのお見舞いでは、お母さんには、ちゃんと年取ってても自分の息子だとわかったのは、
良かったね!と思ったけど「あらまぁ、どうしたの、こんなに急に老け込んで。」な~んていう茶目っ気のある台詞があっても良かったような気がする。
フランス映画って、韓国映画とは違い、台詞が極力少ないみたい。

洋画のご紹介です。(2018年08月18日のホラー映画の記事を修正し再UP)

ハロウィンに起こる惨劇設定のホラーやオカルトの映画①クリムゾン(原題はThe Hollow)予告動画

ハロウィンって、英語圏で昔からあった、何てことないお祭りなんだよね~。
元々は秋の収穫を祝って、そのついでに悪霊も追い出しておきましょか~っていう、ちょびっとだけ宗教的な意味合いも含まれたお祭りで、
クリスマスと同じく子供達にとってのお楽しみ行事の一つだった。
日にちは、10月31日です。

それが今やオカルトやホラー映画(スプラッター映画)のカテゴリーの1つとなってしまったのは、
1978年に公開されて、その後シリーズ化したジョン・カーペンター監督のホラー映画『ハロウィン』が切欠なんだとか。

今回ご紹介する映画『クリムゾン』は原題が『The Hollow』なので、映画『ハロウィン』と結構紛らわしいが、全くの別物で、ジョン・カーペンターの『ハロウィン』のシリーズとは無関係です。

クリムゾン 概要

2015年10月公開のアメリカ映画。
監督: シェルドン・ウィルソン
ジャンル:ホラー

以下の予告編動画でご確認頂けるように襲ってくるのが人間ではなく悪霊の化身なんで、これホラー映画じゃなくてオカルト映画なんでは?と思うんですが、
ホラー映画は襲ってくる者が人間と限定されるのかと思っていたら、そうとも限らず、
ホラーの意味が恐怖・戦慄である事から襲ってくるのが何者であろうとOK!てとこもあるようで、
ホラー映画というジャンルで、かまわないらしい。

予告編


クリムゾン あらすじ

「100年に1度、ハロウィンの日に嵐となり、呪いの悪霊が現れる。」という伝説のある島に、よりによってそのハロウィンの当日に、叔母を頼ってやって来た3姉妹を襲う恐怖と運命を描写した。

クリムゾン 感想

恐怖シーンに重点を起き制作されており、ストーリー展開の方は、やっつけ仕事になっている印象。

悪霊に速攻で殺されてしまう人間と、半殺しにしておいて根城へ引きずって行かれる人間の2パターンがあったけど、何をポイントに選別されてるんやろ?とか、
悪霊が閉鎖された発電所を根城にしてる理由とか、
登場人物が「締め切った冷凍庫の中に隠れていたら襲われない。」と思い込んでいる理由とか、
いくつもの疑問点が残った。

悪霊はCGで作ってるんだろうが、もし、その出来栄えを高評価されるとでも思ってるんなら、申し訳ないがお門違いww
(映画『ヒアアフター』の津波の映像を見た後だったので余計に。)
火あぶりになった人達の霊魂の化身なんで、燃えてる感じの悪霊らしい。

100年に1度のハロウィンの日だけに現れるという割には、日付が変わっても出て来てたし、悪霊出現のルールも結構いい加減やねww





邦画のご紹介です。

映画 来る 原作コミックと、あらすじと、関連情報



映画 来る 概要



2018年12月7日公開の日本映画。
監督:中島哲也
脚本:中島哲也
原作:澤村伊智によるホラー小説『ぼぎわんが来る』
製作:東宝
ジャンル:ホラー
※この原作のタイトル自体が映画のネタバレになってしまっていますね。すみません!!

今話題の映画「来る」の原作小説をコミック化したものが無料で読める。
[漫画「ぼぎわんが来る」を無料で読む。]


映画 来る あらすじ



オカルトライターの野崎(岡田准一)のもとを訪れた相談者、田原秀樹(妻夫木聡)は、
最近身の回りで超常現象としか言いようのない怪異な出来事が相次いで起きていると話す。
田原は、妻の香奈(黒木華)と幼い一人娘の知紗に危害が及ぶことを恐れていた。

野崎は、霊媒師の血をひくキャバ嬢の真琴(小松菜奈)と調査を始めるが、
“あれ”が、ひとたび姿を現した時、田原家にとり憑いている“あれ”は、想像を遥かに超えた驚異的な力を持つ事がわかる。

秀樹の友人(?)である民俗学者の津田によると、その「何か」とは、田原の故郷の民間伝承に由来する化け物「ぼぎわん」ではないかと言う。
野崎と真琴が対抗策を探す一方で田原は幼少期からの記憶を辿る。
幼かった頃の断片的な記憶の先に浮かび上がる声の主は…あ・い・つ・だ!

決して「ぼぎわん」の名を呼んではならない。
「ぼぎわん」は、声と形を真似て、人の心の闇に…来る!!!
どんどんエスカレートする霊的攻撃に、死傷者が相次ぐ。
もう真琴だけの力ではどうにも抗えないと思った時、真琴の姉で日本最強の霊媒師である琴子が呼びかけて、日本中の霊媒師が田原家に集結し、
かつてない規模の「祓いの儀式」が始まろうとしていた。
彼らは、協力して“あれ”を制圧する事ができるのか!?

映画 来る 只今絶賛上映中


映画のストーリーも、だいたい原作と同じかと思われるんですが、
大学時代の友人の名前やキャラを微妙に変えて来てるみたいです。

映画を観に行くのが一番てっとり早いんでしょうが、原作の結末が気になる方は、取りあえず原作小説を読んでみるのもいいかもしれませんね。
第22回日本ホラー大賞を受賞した作品で、映画とは若干、内容の違う部分もあります。


洋画のご紹介です。

映画 ファンタズム (1979年) ネタバレ・あらすじ・感想



映画 ファンタズム (1979年) 概要



1979年公開のアメリカ映画。
監督:ドン・コスカレリ
脚本:ドン・コスカレリ
主演:マイク・ボールドウィン
ジャンル:ホラー

孤独な少年の恐怖心と繊細な感受性が相まって生まれた幻想を映像化した。

映画は全編、現実・夢・幻想の区別を取り払い描かれているので、その内容が虚か実かを考える事は意味がない。
タイトルのファンタズム の元言語ファントム(Phantom)は「まぼろし」や「幽霊」という意味であるので、
そこから考えれば、すべては現実ではない夢まぼろしと捉えるべきかもしれない。

少年の持つ死の世界への恐怖、亡き両親や兄への思慕、奇怪さへの好奇心から発散するイメージが、研ぎ澄まされた感性を通して具現化して現れる。
主演の少年マイクは「ボーイズ・ボーイズ」の仲よしトリオの一人、スケート・ボードの名手ダグを演じたマイク・ボールドウィンが熱演。

原作・脚本・監督・撮影の一人四役をこなすドン・コスカレリーを中心に音楽も「ボーイズ・ボーイズ」のフレッド・マイローが担当。
主題歌は兄のジョディを演じたビル・ソーンベリーが手がけた。


映画 ファンタズム (1979年) ネタバレ・あらすじ



素性の知れない女と墓場で睦み合いエクスタシーに上り詰めた直後に、女に刺殺されたトミー。
女はトミーを刺した後、葬儀屋の男に姿を変える。

トミーの死因は不明とされて、自殺ではないかと囁かれる。
そのトミーの音楽仲間であったジョディとレジーはトミーの葬儀に参列した。

葬儀が始まる少し前の事、
この墓地に隣接する霊園に、自分たち兄弟の両親も永眠しているジュディは、霊園の建物の中を訪ねる。
霊園の中には不穏な空気が立ち込め、得体の知れない黒マントの、何か小さな存在が逃げ隠れしていた。

一方、ジョディの弟のマイクは、葬儀屋の背の高い男(トールマン)が一人で軽々と棺桶を持ち上げて車に積み込むのを見た。
人間離れした怪力を不思議に思い、水晶玉占いの老婆に相談に行く。
しかし「怖い、怖いと思っているから、有りもしないものが見えるだけ。」と諭されてしまっただけだった。

夜になり、スナックでジョディが仲良くなった女は、あのトミーを刺殺した女…つまり、その実態は葬儀屋のトルーマンであった。
そうとも知らずに、女を墓場に誘い出して、トミーと同じように事に及ぼうとしていたジュディだった。
それを茂みの中からマイクが覗き見ていたが、黒マントの何かが、別の茂みから飛び出したがために驚いて騒ぎながらジュディと女の横を駆け抜けていく。

何事かとジュディはマイクの後を追い問い質してみると、黒くて小さな獣のようなのに襲われたと現実離れした事を訴えるので、信じずに、鍵を渡して家へ帰らせる。
そして元の場所へ戻ると女の姿は消えていた。

その後、マイクは一人で悪戦苦闘を繰り返すのだが、トルーマンと闘った時に切り落としたヤツの指を入れてあった箱の中身を見せて、その指が蠢いているのを見たジュディはやっとマイクの言っている事を信じる。
どうやらトルーマンが死者を身長が約半分の小人に改造して自分の奴隷にして操り働かせているらしい。

やがて、一連の怪異現象を兄の友人レジーも知るが、弟だけは危険な目に遭わせたくないというジュディの考えから、トルーマンとの戦いには、ジュディとレジ―の二人で挑み、マイクはその夜、女友達のサリーの家に預けられる。
だが、サリーの家で偶然見つけた古い写真の中にトルーマンが写っており、写真の中のトルーマンが突然、顔をマイクの方に向けてマイクの顔をジッと見つめた。
これは!兄の身に危険が迫っているに違いないと感じたマイクは、
サリーと妹のスージーに車で送ってもらい家へ帰ろうとするが、途中でレジ―のトラックが横転しているのを見つけて、マイクが様子を見るために車を降りた。
と、その隙にサリーやスージーがマントの小人たちに襲われて、連れ去られてしまう。

家へと戻り、ジュディに、サリーとスージーが連れ去られた事を告げるマイク。
マイクの身を案じたジュディは部屋に鍵を掛けてマイクを閉じ込めて霊園へと救出に出かけるが、マイクはあるアイデアで部屋のドアを壊して脱出する。
だが、家の玄関口でトルーマンに捕まり、車で連れ去られようとしたが、どうにかそこからも脱出して、最終的に霊園で、ジュディ、マイク、レジ―の3人が合流。
サリーとスージーは、他の女の子たちと霊園内の一部屋に閉じ込められていたのを、先にレジ―が解放したと言う。

さて、ここから、3人とトルーマンとその手先らの激闘が始まるのだが、奮闘の末、レジ―は、女に化けたトルーマンに刺殺されてしまう。
マイクは、墓場にジュディが作った深い落とし穴にトルーマンを落として、上を巨大な石で塞ぐ事に成功する。
兄と力を合わせて悪霊に勝利した!
これで漸く長かった戦いが終わったように思われたが…目覚めると、すべてが夢だった。

両親に続き、兄を交通事故で亡くしたマイクは、この夜、兄の親友であったレジ―の家へ泊まりに来ていた。
マイクは夢と現実の区別がつかなくなっていて、レジ―にこう話した。
「僕にはわかるんだ。あいつは、あそこから抜け出して、また殺しに来る。」
兄の葬儀以来、ロクに寝ていなかったマイクの話を、むろんレジ―は信じない。
「君は悪い夢を見ているんだよ。そんな男なんていないさ。兄さんは自動車事故だったんだろ。」
「あいつが怖い…。」と怯えるマイクを、レジ―は「気分転換に暫く一緒に旅にでも出よう。」と誘ってくれた。
だが、その旅の支度に取り掛かったとたんに、またしても鏡にトルーマンが写り、
鏡が割れて、そこから手が出て、暗闇の中へとマイクを引っ張り込んで行った。


映画 ファンタズム (1979年) 感想


最初から少年の幻想と言ってしまってるし、ラストは夢オチなので、怖くはないんだけど、脈絡のないストーリーの展開は、観てる方もダラけてしまう。
ドン・コスカレリ監督が見た夢をそのまま映像化したという事なので「夢ならば断片的でも整合性がなくても、そういうものだから仕方ないよね~。」と、ツッこむ事すら出来ないのは、なんか、ずるいな。

まぁ、夢なら夢でもいいんだけど、トルーマンとその手先たちとの攻防だけではなく、
彼らが危うく引きずり込まれそうになった小人化された死人たちが、奴隷のように働かされているあの世の様子をもっと詳しく見せて欲しかった。

洋画のご紹介です。

映画 ドニー・ダーコ ネタバレ・あらすじ・感想

映画 ドニー・ダーコ 概要

2001年公開のアメリカ映画。
監督・制作: リチャード・ケリー
主演:ジェイク・ジレンホール
ジャンル:スピリチュアル

映画 ドニー・ダーコ ネタバレ・あらすじ



マサチューセッツ州ミドルセックスの閑静な住宅地。
この一角に住む17歳のドニー・ダーコは、姉のエリザベスと妹に挟まれた3人兄弟の真ん中。
自分の事をどこにでもいる極普通の高校生だと思っていた。
ただ少しばかり精神が不安定な事を除いては。
親が勧めるので、ずっとセラピストの治療を受けているが、特に効果はない。

夜中、自分を呼ぶ声に導かれて外へと夢遊病者のように出て行くドニ―。
外で彼を待っていたのは黒光りする奇妙なウサギ。
ウサギと言っても直立していたが、それは「6時間と42分と12秒…それが世界の最終までの残り時間だ。」と不気味な予言を告げた。
その直後、大きな揺れが家を直撃した。
1988年10月2日の事である。


翌朝、ドニ―は近所のゴルフ場で目を覚ました。
近所のおじさんに起こされてドニ―が目覚めてみると左腕の内側に奇妙な数字が書かれてあった。
「28064212」
手にはサインペンを持っていたので、自分で書いた可能性もあったが、その記憶はない。
それからドニ―が帰宅すると、家の前にはパトカーが止まっていて、大変な人だかりになっている。
ジェット機のエンジンが、真上からドニ―の部屋を直撃したとの事で、家が破壊されたのだ。
家族も全員、外へ出ていた。
FAA(連邦航空局)からも人が訪ねて来て、何やら、親と内密な話をしている。
この件に関しての調査が終わるまで、家には戻れないとの事で、FAAが家族のためにホテルの部屋を用意してくれた。

その夜、ドニ―の両親はホテルの部屋で、高校の卒業前に死んだ旧友のフランキーの話をした。
父は「死ぬ運命だったんだ。ドニ―もそうかも。」と言った。


ドニ―のクラスで、若い女性教師カレン・ポメロイが、グレアム・グリーンの反社会的な小説を教材にしての授業中、転校生の女の子が現れ、ドニ―の隣に座る。
その日、父が車でドニ―を学校まで迎えに来てくれた。
帰りの車中で、父は、家の屋根の修理に1週間かかる事や、
FAAの人からジェット機エンジンに関する秘密厳守の契約書にサインを求められた事を話す。
ドニ―は、落下したエンジンに関して何も知らない両親が、秘密厳守を求められている矛盾を笑った。
その直後、前の道に近所のボケた老婆が立ちはだかっていて、慌てて急ブレーキを掛けて車を停車させた。
老婆は「ロバータ・スパロウ」と名前のある郵便受けを開けて中を覗いていた。
何かの郵便物を毎日、待っているようだった。
ドニ―が車から降りて「きっと明日だよ。」と慰めの言葉を掛けると、老婆はドニ―の耳元に口を寄せて「生き物はみな孤独に死ぬ。」と呟いて去った。

学校で怪しげな啓蒙ビデオを見せるファーマーという石頭の女教師がいる。
その夜、またしても夜寝ていると、あの奇妙なウサギに起こされた。
ウサギに指示されて、ドニ―はオノで学校の水道管を壊して、
次の日は水浸しで学校は休校になった。
その日、ドニ―は転校生の女の子と親しくなった。
彼女は、グレッチェン・ロスと名乗り、
父親が精神障害で危害を加えられる可能性があるので、
母と共にこの街へ逃げて来たのだと話した。
グレッチェン・ロスはドニ―の事が気に入って、2人は交際を始める。


学校では、水道管を破壊した犯人が問題となりPTA総会が開かれる。
この時、国語の時間に、子供たちが人の家を破壊する内容のグレアム・グリーンの小説を教えているのが悪いと、ファーマーが問題にした。
ファーマーは啓蒙ビデオに影響された極端な考え方を授業に取り入れて、
人間の行動を「恐怖」と「愛」の二つに振り分けさせる授業を行った。
この時ドニ―が反論したが、ファーマーがそれに怒って「0点にするわよ!」と脅したので、
ドニ―は嫌気が差してファーマーに暴言を浴びせた。
そのために両親が学校へと呼び出される。
母は「ドニ―は、あのエンジンの落下事故以来、変わってしまったので…」と話して釈明しようとしたが、ファーマーに「道を踏み外させないように。」と一方的に注意されてしまった。
ファーマーは、自らの娘やドニ―の妹のサマンサもメンバーであるダンスチームの指導にも、
母親と教師という両方の立場から力を入れていた。
だからドニ―の母親とは、教師と保護者という間柄だけでなく、
同じダンスチームを応援する保護者同士という間柄でもあった。
それゆえ、その関係性を考慮し、これでも精一杯、言葉を選んで対応したつもりであった。


さて、それから暫く後、
ドニ―は、物理学の教師、ケネス・モニトフに、タイムトラベルの可能性について尋ねる。
物理学の教師らしくケネス・モニトフは、ホーキング博士の言葉を引用して、宇宙と外宇宙の間に空いた穴を通って人間が時空を行き来する事が、すなわちタイムトラベルだと話した。
そして、昔、この学校にいた元教師が書いたという「タイムトラベルの哲学」という本を貸してくれた。
著者の名前はロバータ・スパロウ。
あの、廃人のようになってしまっている老婆だった。

この本の事、著者があの老婆であった事をドニ―は家族にも話したがセラピストにも話した。
そして更にセラピストには「きっとウサギのフランクが、タイムトラベルに興味のあった僕を、あの人に引き合わせたんだ。」とも言った。


ファーマーが狂信して生徒たちにも押し付けていた自己啓発運動の指導者ジム・カニンガムの著書の宣伝を兼ねた啓蒙パーティにて、
ドニ―は、ジム・カニンガムに悪態を付き、つまみ出される。
この時、ジムを「偽キリスト」と呼んで、本人と主催した学校側をすっかり怒らせたが、
生徒たちからは拍手が巻き起こった。

しかし、まだまだ、ペテン師野郎が崇められている事に納得がゆかなかったドニ―は、密かにジムの家に忍び込んで放火する。
それは、ジムが毎年、司会をしていた「タレントパーティ」という生徒らの隠し芸大会の最中の出来事だった。

その火事で消防署が出動した結果、ジムが世間に伏せてきた悪事が露見してしまう。
上辺では高潔な人物を装いながら、誰の目も届かない自宅の地下室で小児ポルノの制作に関わっていたという事だ。
時期を同じくして、カレン・ポメロイは校長からクビを言い渡される。


「タレントパーティ」でも勇姿を見せていたサマンサのダンスチームが、
ロサンゼルスで行われる今年度のタレントキャラバンに参加する事になった。
ファーマーはこの朗報に大喜びするが、
その直後、ジムの逮捕を新聞で知った彼女は一転して真っ青になる。
その後ファーマーは、ドニ―の家を訪ねて来て、母親のローズに「何者かに陥れられて無実なのに冤罪で捕まったジムの釈放運動の先頭に立つから。」と告げた。
そして、そのために、ダンスチームのロスまでの引率を代わってくれるようにと
頼んできた。
他の母親にも打診してみたが、全員、他に予定があって無理だと言うのだった。
ローズも断ろうとしたが、ファーマーがヒステリックに声を裏返してまで「子供たちのビックチャンスをそんな態度で潰してしまっていいの?!」と食い下がるので、
仕方なく引き受ける。
とは言え、未だ精神的に不安定なドニ―の事が心配でならない母は「何かあればサーマン先生に連絡してね。」とドニ―に言い残して出発する。


母が飛行機で立った日、ドニ―は老婆ロバータ・スパロウへ手紙を出した。
この日、1988年10月26日。
黒ウサギのフランクから告げられた運命の日まで、後4日に迫っていた。


女教師、カレン・ポメロイは学校を去る前に何故か、黒板に「地下室の扉」という言葉を書き残して行った。


セラピストの催眠療法を受けている時に、水道管の破壊と、ジムの家の放火が自分の仕業であった事をセラピストに話してしまうドニ―。
「フランクの指示であり、エンジンに潰されるのを救ってくれた恩人だし、それに従わないと孤独になる。孤独になってはすべてが分らずじまいになる。」と話した。
「後、数日で彼らが来る。」と言うドニ―。
セラピストには彼らとは誰の事なのかわからない。
更にドニ―は「タイムマシンを作る。」と奇妙な事を言った。
そして「時間切れだから、すぐに発つ。」と告げると泣いた。
「何が起こるの?」と精神科医が尋ねると「フランクが殺す。」と答えるドニ―。
だが彼女は「誰を殺すの?」という問いの答えを得る事は出来なかった。
その時、ドニ―の目の前にフランクが現れていたからだ。

「タイムトラベルのための空が開く。」というドニ―に、
この世に法則がある事が、そのような事が起こらないし、世界の終わりなど来ない証しになるから心配はないとセラピストは慰める。
セラピストが手を叩き、この日の催眠療法は終わる。


1988年10月29日。
フランクが告げた運命の日まで後1日。
ドニ―が家へ帰ると、姉がハーバード大学に合格した事を告げて嬉しそうにしていた。
ドニ―は「ちょうどハロウィンとも重なるし、パーティをやろう。」と提案した。
ささやかにやるつもりが、結構大人数で騒がしいパーティとなった。

その頃、セラピストのサーマンは、ドニ―の様子があまりにも尋常ではなかったので、母親に連絡を取ろうとしていたが、不在のため連絡はつかない。

やがてパーティに、彼女のグレッチェン・ロスが来たが、家に何者かが襲撃した痕跡があったと言って、とても気落ちしていた。
警察には通報済みだと言う。
ドニ―がグレッチェン・ロスと絡み合っている時に、母から電話が入っていた。
今夜の便で帰り、空港に着くのは明朝の8時半だと留守電へと吹き込む母。

午前0時を回り、日付が代り、1988年10月30日となった。
世界が終わるまで(?)後6時間。
ドニ―は、とても不穏な感じが身体の内側から湧き上って来るのを感じた。
すると、胸の真ん中あたりから、透明なエクトプラズムのようなものがグニューと出て来て何処かへ伸びて行く。
誰も彼もの胸からエクトプラズムのようなものが出てきているのがドニ―にはハッキリと見えた。
この時「地下室の扉」という言葉がドニ―の頭の中で響く。
ドニ―はグレッチェンと、いつもつるんでいる2人の友達に声をかけて
「時間がない!」と叫び、ロバータ・スパロウの元へと行くのだと言う。
事情がわからないまま3人は自転車に乗って、ドニ―と一緒に夜の道を走り、ロバータ・スパロウの家を目指した。
男友達2人は家の前で待ち、ドニ―とグレッチェンがロバータ・スパロウの家の納屋に入ると、待ち伏せしていた2人の不良に襲われて羽交い絞めにされて外へと引っ張り出される。
あわやドニ―は不良の内の1人に喉を切られそうになるが、そこへ一台の車がやってきたので不良らは逃げ去った。
だが駆けつけた車は、グレッチェンが夜道に横たえられたままになっているのに気付かずにひき殺してしまう。
駆けつけたのはピエロの扮装をしたクラスメイトともう一人、黒いウサギの扮装をしたフランクというクラスメイトだった。
ドニ―は混乱してピストルでフランクを撃ち殺す。
そしてピエロのクラスメイトの方は「家へ帰れ!」と命じて帰らせた。
見覚えのあるあの黒光のウサギは、この時のハロウィンの仮装だったのだと初めて知るドニ―。
この最悪の出来事を解消するために、彼は過去へと戻り、死ぬ事を決意する。

グレッチェンの遺体を車の助手席に乗せると、奇妙に出現した空の裂け目に向かってドニ―は車を走らせた。
28日と6時間と42分と12秒。
それが、あの日、ドニ―の腕に書かれていた世界の終わりまでの残り時間を示す
「28064212」だったのだ。

空の裂け目を見つめながらドニ―は呟く「帰ろう…家へ。」
タイムトラベルには光速より早く動く乗り物は必要ではあるが、もし、それが可能であるのならば乗り物は旅客機だっていい。
その頃、母と妹の乗った旅客機は悪天候のために墜落の危機を迎えていた。
どういう加減なのかわからないが、その旅客機は本体だけが、この日の、このタイミングで落ちて、エンジンだけが過去に飛ばされてドニ―の寝室に落ちたのだ。

けれど、もしドニ―が、あの時に死んでいて、
水道管を壊したり、ジムの家に放火したりしなければ、母だって飛行機に乗る事はなかったのだから死なずに済む。
グレッチェンだって、あんな場所で襲われてひき殺されたりはしていない。
それ故にドニ―はタイムトラベルをして過去に戻り、あの時、あのまま自分の部屋で寝ていて死ぬ事を選んだ。
その気持ちだけで「地下室の扉」を開けたわけでもないのに、
カウントがゼロになった時、時間は巻き戻り始めた。

そして、日付は、あのエンジン落下事故の前日まで巻き戻り、ドニ―は眠っている間に予定通りに、あっけなく死んだ。


映画 ドニー・ダーコ 感想


雄大で明るく美しい自然の朝から始まるこの映画が、このように暗いトーンのうちに結末を迎えるとは誰も想像が出来ないだろう。
「たまたま助かってラッキー♪」という物語の始まりがラストに近づくにつれて、まるでグラデーションのように明るい雰囲気から、どんよりと淀んだ暗い雰囲気へと変化してゆく。

この映画では、ドニ―の死を「世界の終わり」と表現しているので、
終わりの方まで見続けて初めてそれが、世界の終末を指しているのではなく、ごく個人的な世界(この世)の終わりだったと気付く。

タイムトラベルに関しては、ずいぶんな大風呂敷を広げたが、何ら科学的な伏線の回収には至らず、
また、ドニ―が過去へ戻った事にも整合性はまるで見い出せない。
「地下室の扉」とか、ロバータ・スパロウがドニ―の耳元で囁いていた「人は孤独のうちに死ぬ。」だとか
「父の旧友のフランキー」とか、
ダニーの白昼夢の関係など謎めいた数々の言葉は、それらの関連性も、なぜ作中で語られたのかも解き明かされる事はなく
“あれは結局なんだったのだろう?”と腑に落ちない事だらけのまま終わってしまった。

それらをいちいち、自己流の見解で解説している個人ブログもあるようだが、そこんとこはやっぱり、映画を作ったご本人に続編で解説してもらいたいところ。

映画 薔薇とチューリップ 概要



2019年5月3日(金)より劇場公開予定の日本映画。
監督:野口照夫「たとえ世界が終わっても」「FF XIV 光のお父さん」
原作:東村アキコの漫画『薔薇とチューリップ』(小学館)
脚本:ねじめ彩木「僕は妹に恋をする」
主演:ジュノ(2PM)
配給:NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
ジャンル:青春映画

青春映画と言えば…
日本ではこれまで、観客動員のため、主演に自国の人気アイドルを使うのが常套手段であったが、
今作ではなんと韓国の男性K‐POPアイドルグループ2PMの一員であるジュノを主役に据えて来た。
芸能界ではジャニーズの衰退とK‐POPの台頭が今、凄まじい勢いで時代の色を塗り替えている。
そんな芸能界のグローバル化という時代の波が、とうとう邦画界にまで浸食して来たのだろうか?


今作の原作は「東京タラレバ娘」「海月姫」「雪花の虎」などで知られる売れっ子漫画家の2PMファンでもある東村アキコが映画のために描き下ろした。
漫画は、2017年に完成しているが、それを脚本化しての超豪華ドリーム企画として進み、2018年初旬に、ついにクランクインの運びとなる。


映画 薔薇とチューリップ あらすじ



個展開催のため来日した、世界的若手現代アーティスト・ネロ。[公式サイトで続きを読む]

【キャスト】
ジュノ(2PM) 谷村美月 玄理 ふせえり チャンソン(2PM)

チケット料金:12,000円か…これってファンの人には惜しくない金額なんですかね?

ちなみに過去のジュノ出演映画『二十歳』