勝手に映画紹介!? -4ページ目

乱れからくり(1979年)

乱れからくり [DVD]

 

月曜日から治療のために短期入院している母親は、近いうちの再治療が必要とのことだけど、とりあえず今回の治療に関しては、経過も良好で、明日の退院が決まった…迎えにいかなきゃいけないので、またバタバタしそうだ。さて、昨晩は就寝前に…WOWOWの松田優作特集でエアチェックしておいた「乱れからくり」を鑑賞。WOWOWでは今回が初放送だったんだけど…オイラもこの作品のことを知らなかったので初鑑賞。一瞬、“乱れ”という言葉でH系かなと期待してしまったが…泡坂妻夫センセイの推理小説原作のミステリー映画だったのね(汗)

 

ギャンブル好きの勝敏夫は、求人広告で見かけた興信所の面接を受けることに!所長の宇内舞子と面接を行い、採用が決まった敏夫…そのまま舞子が玩具メーカー“鶴寿堂”から依頼を受けていた調査の手伝いをすることになった。経営者一族・馬割家の監視をはじめた敏夫と舞子は、車で出かける製作部長・朋浩、真棹を尾行していたのだが…目の前で夫妻が乗った車が事故!真棹は敏夫が助け出すことに成功するも、朋浩は全身大火傷を負い、搬送先の病院で死亡。敏夫たちは、朋浩が死ぬ前に、真棹の首を絞めるという奇妙な光景を目撃する…。

 

ギャンブル好きの貧乏男・優作が…求人広告につられて興信所の面接を受け、得意の喋りで適当に受け答えしていたら、所長の野際陽子に気に入られ、直ぐに採用!ちょうど依頼があった老舗玩具メーカーの“お家騒動”の調査を一緒にはじめることになったが…尾行中に目の前で監視対象者を乗せた車が事故を起こし、関係者の1人が火だるまになって死亡。うまい具合に一族の懐に入り込んだ優作と野際陽子は、いろいろと探りをいれるんだけれども、目の前で次々と新しい殺人が起き(当然、最初の事故も殺しの可能性浮上)、どんどん事件に深入りする。

 

主人公のキャラクターはドラマの方(角川映画じゃない方)の「探偵物語」の工藤俊作を彷彿、合間合間にジョークをかましまくり、普段はとぼけた三枚目なんだけれども、己が信じるものには一直線、連続殺人犯の容疑をかけられた未亡人・篠ひろ子を一途に信じ、ラブロマンスに発展しそうで、しなそうなギリギリのところで踏みとどまって、しっかりとハードボイルドしている。これまた「ルパン三世」や「犬神家の一族」でお馴染み、大野雄二のムーディーでシャレオツな音楽がマッチして、より優作のハードボイルドな魅力が高まり、サスペンスも盛り上げていた…。

 

ただ、原作が泡坂妻夫センセイということで、「探偵物語」的なハードボイルドだけじゃなくて、ミステリーの面白さもしっかりと味わえる。いい意味で使いますが…“2時間ドラマ的”に、テンポよく死人が出て(笑)、胡散臭い一族のお屋敷もの要素があり、タイトルにある“からくり”が活きてくる…壮大な秘密、仕掛けもあって、優作がなかなかの名探偵ぶりで、しっかり謎解きをしていくんですよ。序盤からある程度疑っていたので“あの真犯人”に関しては予想通りなところもあったけど、ちゃんどどんでん返しが味わえ…最後に“笑い”でオチをつけるのも忘れてない。

 

ヒロインである未亡人(に途中でなる)の篠ひろ子が、儚く幸薄そうに見える反面、場面によっては妖艶で、魔性の女のように見える…これじゃあ、優作も鼻の下を伸ばす。最初に“乱れ…”というタイトルでH系と勘違いしたって言ったけど、いや、それなりにHなシーンもあったわ。露出こそほとんどないけど…最初に“死んじゃう”沖雅也の嫁でありながら、同じ一族の峰岸徹や岸田森にも“いやらしいことされたり、関係を持ったり”してるのよね…やっぱり“乱れ”にはそういう意味合いも含まれてるのかな?と…。メインキャストは故人が多いなぁとあらためて思った。

 

 

監督:児玉進

出演:松田優作 篠ひろ子 野際陽子 沖雅也 峰岸徹 結城しのぶ 山西道広 北見治一 田中邦衛 岸田森

 

 

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ツイステッド・メタル シーズン1(2023年)

 

昨日から入院している母親の、治療結果が出るので連絡を待っていた…おかげさまで本人から無事終了の電話が入るも、近いうちに(いったん退院はできるらしい)追加治療を行うことになったらしく、まだまだ当分の間は大変そうだよ…。今は、本人が電話連絡できるくらいの状態なので、ひとまずはホッと一安心だ。えーと、そんなわけで、今日は朝から自宅で待機しながら、再加入中のHuluにて、ドラマシリーズの「ツイステッド・メタル シーズン1」(全10話)、吹き替え版をながら見する…1エピソードが約30分なので、連絡を待ってる間に見終わってしまった。

 

大惨事のせいで、今から20年前、世界は崩壊。人々は暴徒化し、都市は壁を築き犯罪者は締め出され、物資の奪い合いが起き…“中(インサイド)”と“外(アウトサイド)”に別れた。そんな世界で…都市から都市へ、車を使って荷物を運ぶ、ミルクマンと呼ばれる連中がいた!特にエブリンと名付けられた愛車を駆るジョン・ドウは依頼をきっちりこなすことで多くの人間から信頼されていた。ある日、ニューサンフランシスコのCOOから、期限内にニュー・シカゴまで荷物を取りに行ってほしいと頼まれる。成功すればニューサンフランシスコの市民になれるというが…。

 

原作はプレステのゲームらしいがプレイしたことはない…簡単に言うと流行りのポストアポカリプス、ディストピアものでして、何らかの原因で日常がすっかり様変わり、荒廃してしまった世界で、人間は必死に生きてるんだけれども、そんな荒んだ世界で…各地を飛び回り、依頼のあった荷物を届けるのを生業にする配達屋を主人公とした物語だ。「ゾンビランド」や「デッドプール」の製作陣が手掛けた作品ということで、ヤバイ世界でサバイバルを繰り広げるところは「ゾンビランド」っぽく、下ネタも全開で過激なセリフが飛び交うあたりは「デッドプール」を彷彿する。

 

劇中では“ミルクマン”と呼ばれる運び屋、そして本人も記憶を失っており、自分の出自すらわからないことからジョン・ドウ(いわゆる名無しの権兵衛)と名乗る主人公を…「アベンジャーズ」シリーズのファルコン(2代目キャプテン)アンソニー・マッキーが演じている。命よりも大事な自分の愛車に女の名前をつけ…目的地から目的地へと縦横無尽に駆け回り、必ず依頼を達成、巷で評判になっている。そんな主人公の噂を聞きつけたのが…荒廃した周りとは異なり、城砦化し、中はすっかり復興している金持ちたちの街、そこを仕切る女ボスのネーブ・キャンベル。

 

主人公に“街での平和な暮らし”を与える代わりに…ある荷物を受け取って、制限時間以内に持ち帰ってほしいと。それは主人公も今まで足を踏み入れてたことがない遠くの場所で、目的地と往復する間には様々な困難が待ち構えてるに違いない。そんなもん絶対に無理だと、一度は断るんだけど…毎日のように死と隣り合わせ、寝るのも車の中という生活を送っている主人公は、“平和な暮らし”に憧れてるわけで、誘惑に負け、その依頼を引き受ける。さっさく愛車を駆って出発したんだけど…いきなり女の追い剥ぎに銃を突き付けられ、車を奪われそうになる!

 

と思ったら、そこへ…ピエロの仮面をかぶった狂暴な大男が乱入してきて、ひとまず2人は協力して対処することに。以降…喧嘩したり、裏切ったり、いい雰囲気になったりしながら珍道中を続け、気づけば切っても切れないパートナーになっていたという感じ。はたして、一番の目的であるネーヴ・キャンベルの依頼を達成できるのか?そして、運搬する荷物の中身とは何なのか?ネーブ・キャンベルは主人公を送り出した直後に“本性”を見せたりもしていて、明らかに主人公が騙されてるだろう感ありあり。最終回でいったいどんなオチが待ってるのだろうか…?

 

洋画や海外ドラマは字幕派のオイラが…今回はなんで吹き替え版で見たのか?まぁ、ながら見を想定していたので、字幕を読むのが面倒くさそうだったという理由も大きいんだけど、吹き替えキャストで、主人公の声を杉田智和が、コンビを組む女性ヒロインの声を朴璐美姐さんが担当していたというのも大きいかも…ついでにピエロの仮面を被った狂ってるやべぇ大男の声は千葉繁さんでした…相変わらずテンション高い熱演でしたぞい。旅の往復はひとまずゴールまで見せ切るのだが、絶対にシーズン2がありそうな終わり方。これは続きもちゃんと見たいな。

 

 

監督:キタオ・サクライ ビル・ベンツ マギー・キャリー ジュード・ウェン

出演:アンソニー・マッキー ステファニー・ベアトリス トーマス・ヘイデン・チャーチ ネーヴ・キャンベル

 

 

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ある閉ざされた雪の山荘で(2024年)

ある閉ざされた雪の山荘で

 

本日、前から決まっていた治療を行うため、母親が入院…当初は今日を含めて2箔3日の予定だったが、3泊4日になるかもしれない。特に付き添いなどが生じるわけではないのだが(入退院時は付き添う)、明日の治療結果で、退院日が決定するので、その連絡を待ったりしなきゃいけなくて…それなりに制約もあったり、ちょっと落ち着かない。さすがに今日の夜は…もう何もすることがないので、家事を片付けて、映画を1本。アマプラの見放題で配信開始になってた「ある閉ざされた雪の山荘で」を鑑賞…あれ、これって今年になって公開さればかりだよな?

 

劇団“水許”のメンバー、本多雄一、雨宮恭介、田所義雄、中西貴子、元村由梨江、笠原温子の元へ演出家・東郷陣平より、新作舞台の最終オーディションへの参加を報せる招待状が届き…6人は指定された貸別荘へやって来た。そこにはもう1人、久我和幸というフリーの役者が待っていて、合計7人がオーディション参加者だった。やがて東郷からのメッセージで“大雪で閉ざされた山荘”という架空のシュチエーションを与えられた7人…演技で競う会うことになったのだが、参加者の1人が姿を消したのを機に、1人…また1人と参加者たちが消えていく!

 

東野圭吾原作の同名ミステリーを映像化したそうだが…原作未読。もともと東野圭吾の小説はあまり読んでなくて(今まで5~6冊かな)、映像化されれば、それなりに見ている方なんだけど…正直、イマイチなものも少なくなかった。たまに面白いもの、好みのものもあったけど…ハズレの方が多かった印象。今回は、オーディションと称して貸別荘に集められた舞台俳優たちが、演技合戦をすることになるも、メンバーが次々と消えていく。当初はただの行方不明、オーディションに脱落した結果などと思われていたが…途中で殺人の痕跡らしきものが見つかる。

 

もしかして、本当に殺されているんじゃないか?劇団関係者にありがちな、ドロドロな人間関係も影響…常日頃抱いていた感情なんかも爆発させながら、お互いに疑心暗鬼になり、お前が犯人だ、いやお前こそ犯人だろと、醜い争いに発展していく。1人だけいる正規の劇団メンバーじゃないヤツの言動が最初から怪しいのだが、パターンからいけば…怪しく見えるだけで、絶対に犯人じゃないんだろうなと推測。案の定…デリカシーなくズカズカと相手の懐に飛び込んでいく、探偵ポジのキャラクターであった(笑)どうやらコイツが主人公なのか?ジャニタレらしい。

 

劇団、舞台役者ということで…どうせ演劇オチでしたってことなんだろうなというのも、ある程度、想像がつく…さすがに素人が考えたレベルのオチがそのまんまだったら、ミステリーとしてどうなのよとなってしまう。なので、そこはもう少し複雑なネタが仕込んであったけど…正直、肩透かしは否めない。基本“嵐の山荘、誰もいなくなった”なんだが…ちょうど、映像化不可能と言われた綾辻行人の「十角館の殺人」を映像化したHuluのドラマを見たばかりだったので…人間ドラマ、事件の発端に似ているところはあったけど、ミステリー的な仕掛けに物足りなさがあった。

 

あとね、これは舞台俳優というもともとの設定からきている演出であり、出演者自身の演技プランなんだろうけど…文字通り“芝居がかった演技”が鼻につき、イラっとさせられるとこがあった。特に苦手だったのが…事件のキーパーソンになる“あの女優さん”かなと。“鬼気迫る演技をする役者”の演技なんだと思うけど…生理的に苦手だったなぁ。たぶん演技が巧いんだろうし、演出も的確なんだろうけど…普段、あまり舞台・演劇を見ないので、その辺の面白さも伝わってこなかった。東野作品としては、「天空の蜂」や「疾風ロンド」よりはぜんぜんまともでしたよ(笑)

 

 

監督:飯塚健

出演:重岡大毅 間宮祥太朗 中条あやみ 岡山天音 西野七瀬 堀田真由 戸塚純貴 森川葵 大塚明夫(声)

 

 

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ある閉ざされた雪の山荘で

ある閉ざされた雪の山荘で






 

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ロスト・メモリーズ(2002年)

ロスト・メモリーズ

 

先週、WOWOWで韓国のSFアクション「ロスト・メモリーズ」をエアチェック…旧作で、初放送でもなかったが、けっこう久しぶりの登場なのではないか?オイラが加入して以降で、放送があったのかは定かじゃないのだが…もしあったとしても、DVDを持ってるからと、今まで録画しなかったのかも?手元にエアチェックディスクはなかった。っていうか、20年以上も前の作品であることが驚きである…ついこの間のような気もしてたけど、もうそんな前の作品なのか?現段階でブルーレイ化はされていないみたいだが、アマプラでも有料配信での扱いはあったよ。

 

1909年、ハルビンで韓国統監だった伊藤博文の暗殺未遂事件が発生…その後、日本は第二次世界大戦に参戦、戦争に勝利して東アジアを統合。それ以来、朝鮮半島は日本に支配されることに。時が経ち…2009年、京城は東京、大阪に次ぐ日本第三の大都市になっていた。その日、伊藤会館で井上財団の遺物展示会場に、民族独立を唱える武装した不令鮮人が現れた。事態に対処するため捜査機関JBIの捜査官、坂本正行と西郷将二郎はチームを率いて突入…制圧に成功するが、その後の捜査で財団と対抗し、大きな陰謀に巻き込まれていく!

 

もし伊藤博文がハルビンで暗殺されていなかったら…というifの世界、戦争の結果も変わり、朝鮮半島を日本が支配するようになっていたという…パラレルワールドを舞台にしたお話。当時の人気韓流スターのチャン・ドンゴンが主演を務め、セリフの多くがカタコトの日本語であるほか…仲村トオル、光石研といった日本人俳優も多数出演。なぜか映画監督の今村昌平まで出てくる…なかなかとんでもな珍作だった。ネタバレになるので詳細は避けるが、後半はさらにSF色が強くなり、よりツッコミどころも多くなる…ドンパチアクションは今見ても充分に及第点だ。

 

ソウルが京城と呼ばれ、新宿そっくりになってる(実際に新宿の街並みなどを撮影したもの)…もちろん公用語も日本語のようで、朝鮮系日本人と呼ばれる人たちも日本語を喋る。ただし、そういう文化に反発する連中が、不令鮮人と呼ばれ、テロリスト化しており…捜査機関に所属しているチャン・ドンゴンや仲村トオルが事件に対処したり、戦ったりする。気がつけば…すっかり悪者になっている日本人が、組織ぐるみ、国ぐるみで隠しているでっかい秘密、不正がありまして…真実に近づくことで陰謀に巻き込まれたチャン・ドンゴンが、テロリスト側につくことに。

 

物語が始まった時点ではコンビを組んでいたチャン・ドンゴンと仲村トオルが…最終的には銃を突き付けあうような関係になっていく。国を裏切れない仲村トオル、しかしかつての相棒に銃を向けるのはつらい…そこに、己が信じていたものを覆すような大きな真実も直面し、さらに苦悩。日本人が見ると…なかなか酷い映画だなと思ったりもするんだけど、トオルくんのおかげで不快感はけっこう緩和。中盤のアクション、まだ一緒に任務をこなしていた2人が、不令鮮人と銃撃戦をぶちかましていて、相手にロケランぶっぱなされ、爆風を背に吹き飛ぶシーンが好き。

 

当時、劇場では見てないんだけど…日本公開前から一部の専門店などで“日本語字幕入り、リージョンフリーの韓国盤DVD”が出回ってまして、オイラも秋葉原のラジオ会館にあった、今はつぶれてしまった“It’s(イッツ)”という輸入ソフト専門店で発売直後に購入したんだよね。韓国盤DVDの発売は2002年11月…日本での劇場公開は2004年3月…1年以上前に日本公開前の映画が、自宅で見れたので、優越感にひたったもんだ。まだその韓国盤のDVDが手元に残っていたのでジャケの写真を載せておきますね。購入金額は4200円だったのか…。

 

 

監督:イ・シミョン

出演:チャン・ドンゴン 仲村トオル ソ・ジノ シン・グ 大門正明 光石研 吉村美紀 今村昌平

 

 

【DVDソフトの購入】

DVD ロスト・メモリーズ

ロスト・メモリーズ




 

当時買った韓国盤DVDまだ持ってる…

 
ロスト・メモリーズ
 
ロスト・メモリーズ







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ヒットマン(1988年)

ヒットマン [DVD]

 

映画専門チャンネル“ムービープラス”で「ヒットマン」をエアチェックしておいたので鑑賞…ハゲの主人公が活躍するゲーム原作のじゃなくて、ジェット・リーの方の香港映画です。たぶん、2月くらいにも放送されてて、録り逃していたヤツだと思う。再加入中のHuluの見放題でも扱ってたんだけど…今回は忘れずに録画予約できそうだったので、配信では見ずに我慢していた。昔からタイトルだけはなんか知ってたけど、見る機会を逸しちゃって、実は初鑑賞だったり。ジェット・リーのほか、エリック・ツァン、サイモン・ヤム、ジジ・リョンが出ていた…めっちゃ豪華。

 

悪人ばかりを標的に選び無料で仕事を引き受ける謎の“仕事人”…通称“炎の天使”が、香港の裏社会を牛耳る日本人・塚本を殺した。生前の塚本は、復讐基金を設立しており…もし自分が殺された際は、殺しの依頼人と実行者に対し懸賞金を払うとしていた。その基金が実行されることになり…世界中の殺し屋が香港に集結。中国から出稼ぎにやって来ていた、元軍人の殺し屋フウもその情報を知り名乗りを上げ、ひょんなことから事情通の代理人ノウ・ルーとコンビを組む。別件をこなしながら、ターゲットの情報を収集しはじめるが…意外な事実が判明する!

 

冒頭、謎の殺し屋が…いかにも悪そうな日本人のジジイをぶち殺す。そのジジイが、どうやら裏社会の大物であり…自分が殺された時のために、“復讐基金”なるものを用意していた。それは、殺しの実行者と依頼人へ復讐した者に1億ドルを払うというものだった。そんな裏社会の情報を入手したのが、中国大陸から出稼ぎにやって来ていた“貧乏で心優しい殺し屋”のジェット・リー…故郷にいるオカンのために金を稼ぐぞと、復讐に名乗りを上げる。しかし、田舎者丸出しで“復讐基金の説明会”にやって来たので、門前払いされそうになってしまう…。

 

そこへ訳知り顔で現れたのが…エリック・ツァン。自分も復讐基金の説明を聞くために会場へやって来てたんだけど、スタッフに小突かれてるジェット・リーを見て、自分の相棒にしようとひらめいちゃったみたいだ。利害が一致し、コンビを組むことになった2人…まずはジェット・リーに殺し屋らしい身なりをしろと服を買い与え、別件で腕試しなんかもさせながら、ターゲットの情報を追い求めることに。もちろん1億ドルを狙っているのは2人だけではなく…後にバッティングもする。他にも刑事のサイモン・ヤムが悪党たちを監視、ジェット・リーたちにも目をつける。

 

警察にお世話になることもあるジェット・リーとエリック・ツァンを助けに来るのが女弁護士のジジ・リョンなんだけど…なんとエリック・ツァンの娘!ジェット・リーにすかさず似てない(正確にはエリック・ツァンがチビなので)とツッコまれたりするのが笑う。根っからの小悪党エリック・ツァンとは親子の確執があり。ジジ・リョンにぞっこんのボーイフレンドもいるんだけど…ジェット・リーが現れたことで軽めの三角関係に。どう見ても、ボーイフレンドはアッシー君、メッシー君(死語だろ)な感じで、普通に考えたら酷い女だけど、ジジ・リョンが可愛いから、問題ない(笑)

 

復讐基金実行のきっかけになった日本人・塚本の暗殺を行ったのが(炎の天使の正体が)、てっきりジェット・リーかと思ったが…どうやら無関係っぽい。っていうと…あの背格好から行くと…。エリック・ツァンが出てるので、コメディ要素も多め…日本人の役者もいっぱい出てて、セリフが微妙なところがちょっと気になるも、ジェット・リーのアクションは普通にカッコいいので、甘め評価で。正体を現した“炎の天使”と一緒に敵と戦うクライマックスなんかは見ごたえあり…ヤツの方が目立ってるじゃんって、一瞬、思ったけど…ジェット・リーもちゃんと見せ場があった。

 

 

監督:スティーブン・トン

出演:ジェット・リー エリック・ツァン サイモン・ヤム ジジ・リョン

 

 

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インフィニティ・プール(2023年)

インフィニティ・プール(2023年)

 

【鑑賞日:2024年4月5日】

 

来週は週のはじめから母親の入院治療があったりして、映画館へ行く余裕がなさそうなので…本日4月5日公開初日(感想書いてるうちに日付をまたいでる可能性あり)の映画を2本ハシゴしてきた…1本目「オーメン:ザ・ファースト」から待ち時間20分(10分前入場なので劇場ロビーで待ったのは実質10分)で2本目の「インフィニティ・プール」を鑑賞してきた。本当は話題のプロレス映画(実話)「アイアンクロー」も見たかったんだけど…今日見た2本が一番、ハシゴしやすい時間だったのと、さすがに3本ハシゴは、もう若くないので身体がもたないですよ(汗)

 

リゾート地として有名なとある島にやって来たスランプ中の作家ジェームス・フォスターと妻のエム…その島は、治安が悪く、リゾート地の敷地外へ出ることは望ましくないのだが、たまたま出会ったジェームスのファンだというガビと夫のアルバンに誘われ、車を借りて、地元の穴場へと繰り出す。その帰り道…ハンドルを握るジェームスが地元民を轢いてしまったが、ガビたちは警察に届けず、逃げるようにと進言。翌日、ジェームズは逮捕され、島独自のルールで死刑が確定してしまうが、クローンを作って身代わりにすれば罪から逃れられると提案される…。

 

監督は「ポゼッサー」のブランドン・クローネンバーグ…言わずと知れたデヴィッド・クローネンバーグの実息。「ポゼッサー」も父親譲りなグチャグチャドロドロした変な映画だったが…今回もまたとんでもない悪夢を見せてくれる。嫁さんと一緒にリゾート地へやって来た主人公が、胡散臭い夫婦と出会ったことで…とんでもないトラブルに見舞われる。そう、主人公(と観客)を悪夢へと誘うのは…「X」「Pearl パール」での怪演が記憶に新しいミア・ゴス。自分の旦那や主人公の妻の目を盗み、主人公を手コキでイカせるという、インパクト大な激ヤバ激エロ女の役だ。

 

っていうか…「オーメン:ザ・ファースト」のモザイク出産シーンに続き、こちらはボカシ処理の手コキシーン。白くて、ドロドロした液体もスクリーンに映し出す…旧劇エヴァのシンジくんを思い出す…っていうか、アレは自分でやっとったがな(笑)手コキはでっかいボカシなのに(演出ではなく、日本で入れた修正だと思う)…別のシーンで出てくる男のダランと垂れたイチモツや女の股間には入ってない。やっぱり“コイちゃう”とアウトなのかな?ちなみに「オーメン:ザ・ファースト」はPG12、「インフィニティ・プール」はR18+…ミア・ゴス嬢もまたまた脱いでます!

 

主人公がどんどんと堕ちて、淫靡で退廃的な行為にふける様はキューブリックの「アイズ・ワイド・シャット」を彷彿とさせるんだけど、狂気じみた展開が延々と続き、いったい何が起きているのか、頭がこんがらがってくるところはリンチの要素もちょっと入ってる感じがする。そして…やっぱり映像がグチャグチャドロドロしてるので、クローネンバーグの名前は伊達じゃないぞと(笑)そもそも…“交通事故で人を殺めたら即死刑”って独自ルールがシレっと出てくるあたりでビックリ…さらにクローン作って、身代わりにすればチャラになるって、発想どこからくるんだ?

 

ホント、何が起きるかわからず、予想の斜め上を行く展開のオンパレードだ。一番はアレだよ…身代わりになったのは本当にクローンなのかってところだよね?もしかしたらオリジナルとクローンが入れ替わってるなんてこともありえるんじゃないか?そんな想像がずっと頭の片隅に残ったまま…最後まで成り行きを見届けてしまう。主人公に作家という設定があるだけに…主人公の妄想、小説オチなんてパターンも考えられるか?どこかでその答えが解るんじゃないかと思っていたんだけど…結局、煙に巻かれる。今回も現実と虚構の曖昧さを見せられたのかな?

 

 

監督:ブランドン・クローネンバーグ

出演:アレキサンダー・スカルスガルド ミア・ゴス クレオパトラ・コールマン ジャリル・レスペール

 

 

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オーメン:ザ・ファースト(2024年)

 

【鑑賞日:2024年4月5日】

 

本日公開初日の映画で、見たいものが複数あるのだが、来週は週のはじめから母親の入院治療があったりしてバタバタするので、映画館へ行ってる暇がなさそう…土日もあまり出かけたくない、ってことで…今日は頑張って時間をやりくりし、2本ほどハシゴ鑑賞してきた。1本目が予定通り「オーメン:ザ・ファースト」で…初回上映9時10分から11時22分まで。その後、約20分待ち…10分前入場なので、実質ロビーで10分ほど時間を潰して11時45分からの「インフィニティ・プール」を見てきたよ。とりあえず鑑賞順で「オーメン:ザ・ファースト」の感想から…。

 

1971年、アメリカからやって来たマーガレットは、ローマの教会で奉仕することになっていた。自分を導いてくれたローレンス枢機卿とも再会を果たし、マーガレットは教会内の学校で、幼い女生徒たちに教鞭を執ることに。生徒の中には、他の子と様子が違う少女がおり…マーガレットは過去の自分と重ね、何かと気にかけるように。そんなある日、ブレナンという神父が、マーガレットに密かに接触してきて、教会内を探る手伝いをしてほしいと打診…教会内のある一派が恐ろしい陰謀を企てているという。やがてマーガレットの周囲で不可解な人死にが相次ぎ…。

 

一応、今回の新作を見ることにあたり…旧作の1~3作目を再鑑賞。本当は一応正規続編扱いになっている「オーメン4」と、1作目のリメイクになる「オーメン666」も見るつもりでいたんだけど、時間がなくて3作目までしか見れなかった(気が向いたら4と666も見るかも…この2つは見たこともないんだよね)。ただ、今回の新作は1作目の前日談になるので…特におさらいする必要もなく、1作目の導入部分くらいを覚えていれば問題ない感じだったけどね。っていうか、昨日は夜中まで「オーメン」の再鑑賞してたので、正直…朝イチの上映は眠気との格闘もあった。

 

今回はオーメンの代名詞ともいえる悪魔の子ダミアンの誕生秘話に迫る物語なんだけれども、修道女になるために、アメリカからローマにやって来た若い女性が、教会の暗部に足を踏み入れてしまい、不可解な陰謀に巻き込まれていくというのが主な内容。ローマにやって来たばかりの主人公は…修道院で子供たちに勉強を教えることになるんだけど、他の子供とは明らかに雰囲気の違う1人の女の子を目ざとく見つけまして、彼女を気にかけるようになる。それと同時に、自分もかつて妄想癖に悩まされた過去があり…あるきっかけで悪夢を見始めたりする。

 

やがて…一緒に働いている、ちょっと挙動のおかしかった修道女が怪死…他にも彼女の周りで死人が出たりする。いったい教会内で何が起きてるのか?主人公は外部からやって来た神父の接触を受け…“教会内の秘密を探る手伝いをしてほしい”なんて意味深な打診もされるが…。昨日、旧作3作品を再鑑賞していて…ホラー映画として怖かったのはやっぱり1作目だなって思ったんだけど、その1作目ともまた雰囲気や方向性はだいぶ違う作品だった印象。ただし、これはこれで旧作よりも、ホラー映画として直球な怖さは演出できていて、意外と面白い。

 

修道院が舞台で、エログロな感じもあったりするので…この間WOWOWで見たバーホーベンの「ベネデッタ」にもちょっと雰囲気が似てるななんて思いながら見ていた。そうそう劇中に出産シーンがあるんですけど、股間のドアップはAV並みのでかいモザイクで隠され、肝心なところがまったく見れない。何が何でも、そこが見たいわけじゃないのだが…気分がそがれることは間違いない。映画館のでかいスクリーンで、あんなモザイクを見せられると、逆に卑猥というか、周囲の目を気にしてしまう。作品によっちゃ、円盤化の時に無修正版が出ることもあるよな?

 

いよいよクライマックスに入っていくと…これこれという“1作目に繋がっていく部分”というものが明確になっていく。なるほど、こうしてダミアンが生まれたのね。その一方で…アレ、なんか知らないネタもあるんですけど。最後の展開は…まさかオイラが見たことがない4作目、リメイク版、TVシリーズとかに繋がるのか?それともなければ、この話の続きを想定した、独自の新設定なのだろうか?オイラが「オーメン」シリーズ全部を完璧に理解しているわけじゃないので、ものすごく意味深に見えましたね。とりあえず「オーメン」知らなくても楽しめると思いますよ。

 

 

監督:アルカシャ・スティーブンソン

出演:ネル・タイガー・フリー ビル・ナイ ソニア・ブラガ ラルフ・アイネソン チャールズ・ダンス

 

 

【旧作はこちらです…】

オーメン (字幕版)

オーメン2/ダミアン (字幕版)

オーメン/最後の闘争 (字幕版)

オーメン (字幕版)オーメン2/ダミアン (字幕版)オーメン/最後の闘争 (字幕版)






 

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オーメン/最後の闘争(1981年)

 

新作の「オーメン:ザ・ファースト」を見に行こうと思っている…前日談なので特におさらいの必要もないと思うんだけど、せっかくなので旧作を見直しておこうと、ぶっ続けで1~3作目をイッキ見!加入中のどこかのサブスクで見放題にでもなっていたら助かったんだけど、どのサイトも有料配信…とりあえず新作公開に合わせたのか、アマプラの有料レンタル配信が通常価格より値引きされていたのでこちらでポチリ…199円×3作品。ということで、シリーズ3作目「オーメン/最後の闘争」を鑑賞…すっかり大人になってしまったダミアンをサム・ニールが演じている。

 

亡き養父リチャードから、ソーン・コーポレーションを引き継ぎ、社長の座に収まっているダミアン・ソーン…32歳の若さで大統領顧問を務め、現在は次期駐英大使の座も狙っていた。ある日、不慮の事故で現大使が死亡したことで、大統領に掛け合い、駐英大使に抜擢され、さっそくイギリスへと渡る。一方、イタリアのスビアコ修道院のデ・カーロ神父はダミアンが“悪魔の子”である真実を突き止めており、その“悪魔の子”を倒すことができる“メギドの短剣”を7本入手…修道士に授けて、ダミアンを襲撃しようと計画していた。しかし、計画はことごとく失敗して…。

 

昔見たきりだったので、1~2も細部をだいぶ忘れていたんだけど、さらに輪をかけて印象に残っていなかった3作目…1作目は再鑑賞で改めて面白さを実感し、2作目も続編にしてはそこまで悪くないなと思いながら、遂に3作目までやってきたが、うーん、やっぱりなんだか微妙。今回も何らかの悪魔的な力をフル活用し、目障りなヤツをブチ殺しまくっているダミアン…養父をブチ殺してぶん取った会社で懐を肥やし、自分の正体を知る手下(秘書)や信者もいっぱい従え、おまけに大統領まで顎で使ってるし、悪魔の子より、時代劇の悪代官の方が似合いそう。

 

一方、ダミアンの正体を既に見抜いているイタリアの神父一派が、ダミアン抹殺を企み、次々に刺客を送り込んでくるのだが…相手の間抜な凡ミスなどもありつつ、ことごとく失敗に終わる。ただしダミアンさんも…救世主復活を恐れておりまして、これを阻止するために、手下を使って3月24日生まれの子供をリストアップ、条件に見合ったヤツを皆殺しにするという暴挙に出る!アイロン使ったバイオレンスシーンはちょっと良かったけど…1~3の中で、一番怖さがなくなってしまったのが残念。ベビーカーのシーンなんかも、ギャグっぽく見えちゃうよね…。

 

感想も駆け足でまとめてたので、けっこう雑い内容になってしまった…あしからず、とりあえず見終わった記録。本当はまったく鑑賞経験のない「オーメン4」とリメイク版「オーメン666」まで見たかったが…さすがに疲れた、時間がないので、劇場で「オーメン:ザ・ファースト」を見た後に、気が向いたら鑑賞するかも。ちなみに「オーメン4」はアマプラではないみたいで、TELASA(テラサ)の配信レンタルで扱っていた。また1作目をリメイクした「オーメン666」のみ、アマプラの見放題対象になっている。なんでリメイク版だけなんだよ、どうせなら全部無料にしてくれよ。

 

 

監督:グレアム・ベイカー

出演:サム・ニール ロッサノ・ブラッツィ ドン・ゴードン リサ・ハロー バーナビー・ホルム

 

 

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オーメン2/ダミアン(1978年)

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明日公開の「オーメン:ザ・ファースト」を見に行こうと思っていてるので、旧作シリーズをおさらい鑑賞中…加入しているサブスクでタダで見れないかなと色々と探してみたけど、見放題が見つからなかったので、アマプラの有料配信レンタルを利用。そんなわけでシリーズの2作目「オーメン2/ダミアン」を鑑賞…これも学生の頃にテレビ放送で見たことはあるけど、大人になってから再鑑賞した記憶はない。橋渡し的に前作登場の人物が同じ役者で再登場するも、キャストはほぼ一新…ダミアンもだいぶ成長してるので別の役者さん、監督も変更になってますね。

 

出産直後に死亡した自分の息子の代わりに引き取り、育ててきたダミアンが悪魔の子である事実に気づき、抹殺を試みるも失敗に終わったロバート…ロバートの死後、ダミアンはロバートの弟リチャードとアン夫妻に引き取られ、2人の息子マークと一緒に育てられていた。7年後、13歳になったダミアンは、マークと共に陸軍学校に入学することになった。そんなある日、ロバートがダミアンを殺そうとしていた事実を知り、ダミアンとマークを引き離そうとしていたリチャードの伯母マリオンが謎の死を遂げる。それを機に、リチャードの周りで不審死が相次ぐことに!

 

物語は1作目の直後から始まる。前作でダミアンを倒す方法のヒントをくれたエクソシストが再登場…父親がダミアンを殺すことに失敗したというのを知り、なんとかしなければと大騒ぎしてたんだけど、このエクソシストも…悪魔のなんらかの力で息絶えてしまう。それから7年の年月が経ち…ダミアンは前作で死んだ父親(もちろん血は繋がってないけど)の弟夫婦に引き取られ、着実に成長、13歳になっていた。このままいけば…養父が経営している会社も継げてウハウハのはずなんだけど、ダミアンの本性に薄々気づいてる人物がそれを阻もうと邪魔してくる…。

 

他にも7年前に死んだエクソシストの線から、ダミアンの正体に気づいた者も現れ、ダミアンのバラ色人生計画に黄信号!とりあえず、ダミアンは目障りに思ったヤツを片っ端から殺していくが…直接手を下すわけではなく、“悪魔的な力を発揮している”わけなので証拠がない、みんな事故死扱いに。しかし、さすがに養父も不審がり、耳に入っていた“ダミアンは悪魔の子だ”とい話を信じ始めるが…。今となっては、この後パート3もあるので…おのずと結末は想像できる。キャストや作風も変わってるが、冒頭シーンのおかげで世界観は意外と壊れていない。

 

ダミアンの不気味な存在感は、1作目の子役と比べてしまうと…若干、マイルドになったかなという印象も抱くが、7年後をメイン舞台にしたことで、役者変更もそんなに気にならなかった。殺し方、死に方のバリエーションはなかなか豊富であり、エレベーターを使ったヤツとか凝ってるなと思ったけど、ぶっちゃけ、グロさが増しただけで、ホラー映画の怖さとしては、やっぱり1作目に軍配か?個人的には、ある女性がカラスに襲われるところはけっこう好き…っていうか、あれって本物のカラスだよな?カラスの襲撃が妙にリアルで、どうやって撮ってるのか気になる。

 

 

監督:ドン・テイラー

出演:ウィリアム・ホールデン リー・グラント ジョナサン・スコット・テイラー ロバート・フォックスワース

 

 

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オーメン(1976年)

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明日公開の「オーメン:ザ・ファースト」を見に行こうと思っていて…その前に旧作シリーズをおさらい鑑賞しておこうと思い立つ。新作の方は前日談らしいので、単独でも大丈夫そうだけど…ネタや設定を思い出しておけば、より楽しめる可能性もあるかなと。ワンチャン、どこかのサブスクにないかなと…アマプラや再加入中のHulu、この間解約したディズニープラスなんかもチェックしたんだけど、見放題になかった「オーメン」シリーズ。唯一アマプラでリメイク版が無料だった。仕方なく値引きされて199円だったアマプラのレンタル配信で1作目「オーメン」から鑑賞。

 

6月6日午前6時…外交官ロバート・ソーンの妻キャサリンが、ローマの病院で男児を出産するも、直ぐに死んでしまった。ロバートは病院で知り合った神父から、同じ時刻に生まれた男児を身代わりにしないかと打診される。実はその男児の母親は出産時に亡くなっていた。ロバートはキャサリンに真実を伏せ、その話を受け入れる。引き取った男児はダミアンと名付けられた…。やがてロバートは駐英大使となり、一家でロンドンへ…ダミアンも健康に育ち5歳の誕生日を迎えたが、ダミアンの乳母が不可解な死を遂げた直後から、様々なトラブルが巻き起こる!

 

比較的ファンの多い…古典的なホラーシリーズだけど…正直、オイラはそこまでハマらなかったかな?映画は1~3を中学生くらいの時にテレビ放送で見たくらいで(どこのチャンネルか忘れたけど、地上波の深夜放送なんかでもやったことがあったんじゃないかな?)、一応正規続編らしい4作目と2006年のリメイク版は見たことがない。なんで、アマプラで無料で見れるリメイク版だけ見ておこうかなと思ったんだけど、こういう機会じゃないと旧3部作を見返すこともないかなと…奮発して有料のレンタル配信を利用して鑑賞。残りも順次鑑賞していく予定だ…。

 

いや~、この年になって、改めてちゃんと1作目を見直すと、確かに面白いな…名作と呼ばれるのも当たり前かな。監督が後に「グーニーズ」や「リーサル・ウェポン」シリーズを撮ったリチャード・ドナーなんだけど、リチャード・ドナー作品とちゃんと認識して見直したのも初めてかもしれない。こういう一見地味なホラーなんかを撮っても雰囲気作りが実に巧いな。細部を忘れてるところも多かったけど、ストーリーはなんとなく覚えていて、どういう展開をするかはある程度わかって見てたけど…それでも要所要所の見せ場はゾクっとした怖さもあるし、スリリングだ。

 

ある女性が…墜落死するシーンが出てくるんだけど、美女の墜死って「リーサル・ウェポン」でもやってたなぁ。トラックに積んであったガラスが飛んできて、あの人が首ちょんぱになるところは…「リーサル・ウェポン2/炎の約束」でカークラッシュのとどめにサーフボードが飛んでくるところみたい…なんてことを思い出しながら、やっぱりダミアンの佇まいが一番怖いよな。演じている子役が当時どこまで理解して演じていたかは定かじゃないけど、両親に教会へ連れて行かれそうになって発狂するところとか、やっぱ最後の最後のニタ~ってやる不敵な笑みがヤバい。

 

 

監督:リチャード・ドナー

出演:グレゴリー・ペック リー・レミック デビッド・ワーナー ハーヴェイ・スティーブンス ビリー・ホワイトロー

 

 

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